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2003年07月01日(火)
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| 興味あり? |
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今朝、いつもの如くお相手の家を出て、階段を降りるときに一人の女性が道路の反対側を歩いていた。 そこには、自販機があって、毎朝そこで缶コーヒーを私は買うのだ。 その女性が行くのを待って、道路を渡り、無防備に自販機で缶コーヒーを買っていたら、突然何か話し掛けられた。 見ると、真横の肌が触れるような距離に女性が居て、びびった。 さっき、通り過ぎたはずの女性だった。
へ?と聞き返すと 「それ、ミッキーマウス?」 と言いながら、私が左手に持っていた鍵からぶら下ったミッキーを引っ張るのだ。 「ミッキーマウス好き?」 と聞かれたので、「これは、借り物なの」と咄嗟に訳の分からない事を言ってしまった。 いや、確かにそれはお相手の家の鍵だから借り物なんだけど。 その女性は、 「ふーん。借り物・・・」 と言い、さらに 「くっついてるの?」 と聞いて来た。 答えに困って、曖昧な笑みを浮かべつつ、私はそのまましゃがみ込んで自販機からコーヒーを取り合えず出した。 すると、今度は反対側に回ってきて、右手につけていた黒の髪を結わくゴムを触り出した。 ん〜・・・どうしましょ?と思いつつも、「ゴムね」と答えると、うんと頷く。 困ってしまったけど、取り合えず知らない人なので、それ以上会話も無い。 じゃぁとお別れの合図として手を上げた。 すると、女性は手を振りながら、なぜか私が出てきた目の前のアパートにドアに目をやっていた。 だからって、後日尋ねて来たりはしないと思うけど。 目がとても真っ直ぐで、子供のように澄んだ女性だった。
そう言えば。 今までにも、何度か私がぶら下げている物を引っ張られるという経験がある。 姉の娘とお揃いで貰った、猿のマスコットをカバンに下げて無防備に信号待ちをしていたら、その足元で小さな子が引っ張っていた事もある。 「欲しい?」と聞いたが、首を振るので気が済むまで信号待ちの間、触らせておいたけど。
電車で、当時流行ってたブランドのバックを持っていて、そのファスナーから下がる丸いヤツを引っ張られた事もある。 その人は男性で、遠くの車両から車内アナウンスの真似をしながら歩いて来て、ドアの所に居た私の横で、ピッタリ足を止めた。 そして、そのままそこでしばらくアナウンスを続けて、電車の音とか真似して、それはかなり上手だったんだけど。 私は、別に気にせず窓の外を見ていたら、何かカバンが引っ張られてる?って気がして見ると、アナウンスしながら、視線は窓の外のまま、なぜかその丸いヤツを彼は引っ張っていたのだ。
電車で、お母さんの膝に座っていた赤ん坊に、洋服のボタンを引っ張られたことも。 確かに、そのボタンはキンキラしてて綺麗だったから、興味をもたれたんだろうが。 マスコットなら上げるっていいたいが、ボタンは外せないのでご容赦願った。 ネックレスをいきなり触られた事もある。 その時は、直接肌なもんだから、結構ビビったが、小さな女の子だったので安心した。 でも、あんま引っ張られると切れちゃうので、お母さんが注意してくれて助かった。 髪の毛が異様に長かった時に、背後に居たおんぶされた赤ん坊にを引っ張られたこともある。
どうやら、私は興味を引く物を持っているらしい・・・ 良いことなのかどうかはともかく。
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