寺本写真館職員日報
寺本写真館



 去り行く君へ。

もうおまえの姿を見ることはできないんだ。

正直。
最初は、あんまりいい印象じゃなかった。
でも、何度か会ううちに、どんどん変わっていった印象。
気づいた時には、毎日のように会ってたな。

去年の夏は、本当におまえが支えだった。
おまえを前に延々と愚痴を言った日もあった。
この先の展望を深夜まで喋った日もあった。

でも夏が過ぎると、俺らの合う頻度は次第に減っていった。
でも忘れたわけじゃ無かった。
まだいつでも会えると信じていたから。

そんな時、急に訪れた別れ。

それからもう一週間が経とうしている。
でも、まだあの場所に行ったらおまえに会えるような、そんな気がして仕方がないんだ。
おまえがそこで待っているような気がしてならないんだ。

また、かえっておいで。
きっと、かえっておいで。

みんな喜んで迎えてくれるから。
日本中で、喜んで迎えてくれるから。




国民食「牛丼」にささぐ。

ほんだs

2004年02月17日(火)
初日 最新 目次 MAIL HOME