ブツブツ独り言
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2014年01月30日(木)

「北の国から」の人達は今どうなったか?

熱烈なファンにとっては、非常に興味のあることで
しかも、ドラマがまるで現実のような錯覚に陥り
今はどんな暮らしをしているのだろうと考えてしまう。

テレビの連続ドラマが終わっても、
続編が何回か作られて、その時々の彼らの生き方が見られ
2002年の「遺言」で完結したと誰もが思っているのだが
実は文藝春秋に作者の頭の中の今現在の登場人物が書かれていた。

抜粋してみると

・正吉・蛍一家は2004年から浪江町に移住し、
正吉は地元の消防士、蛍は南相馬市の病院で看護師として働いていたが、
東北地方太平洋沖地震に伴う津波で正吉は行方不明となる。
蛍は福島第一原子力発電所事故に伴う放射能汚染を懸念して
富良野に息子の快とともに避難するが、
正吉が行方不明と知り、快を残して福島県に戻る。

・純は結と離婚したあと、ごみ収集職員として働きながら借金を返済していたが、
三沢のじっちゃんが2007年に死去し、返済から解放される。
ごみ収集職員としての日常をブログに綴っていたところ、
読者の一人がれいだと判明。
東京で暮らすれい(すでに離婚)と再会する。
そこで東北太平洋沖地震に遭遇。
福島県に赴き、正吉の消息を求めているところで蛍と再会する。

他の登場人物は?と言うと
しゅう(順の元カノ)は帯広の豆腐屋に嫁いだが、
五郎を父のように慕い盆暮れには顔を出してるそうだ。
中ちゃん(中畑和夫)は再婚した。
とろ子(純が童貞を捧げ妊娠させた)は種子島で二児の母。
れいちゃん(純の初恋の相手)は離婚して銀座のホステスをやっているが
純のブログに「メリー」名でアクセスし、のちに純と再会する。
快くん(蛍の子供)は五郎宅に避難してるが、12歳の快には
五郎が汚い爺さんとしか見えてなかった。


ここからはこのドラマのファンである俺の想像(爆)
宮前雪子(雪子おばさん)
井関(元の不倫相手)と離婚し、富良野の街でカフェをやっている。
快君に慕われて、良き相談相手となっている。

涼子先生(UFOと交信出来る小学校の担任)
現在、羅臼の小学校で先生をやっているが、
相変わらずUFOと交信出来るらしい。のちに結と出会う。

つらら(草太の元カノ)
札幌でソープ嬢をやっていたが、とある社長に気に入られ
現在は社長の右腕として活躍。麓郷の開発計画を進めている。

すみえ(中畑家の長女)
医者として麓郷で病院長となった。
麓郷をこよなく愛し、開発計画者のつららと衝突。

中畑努(和夫の妹ゆり子の子)
幼い頃、純にパンツを川に捨てられたことを根に持つ。
IT企業の社長として、開発計画にも係わっている。

クマさん(1話で五郎がクマと間違えた)
富良野市長となった。現在も麓郷に住んでいて
開発計画反対派であり、推進派と対立している。

笠松みどり(正吉の母)
孫の快が五郎と暮らしているので、自分も五郎宅のそばの
拾ってきた家に住んでいて、富良野にバーを持っている。

こごみ(五郎といい関係になった)
店を繁盛させ、今ではホテルチェーンのオーナー。
麓郷にもホテルを建築を望むが、なぜか躊躇している。

アイ子(草太の妻)
98年、草太に先立たれたが、実は草太の子を妊娠していた。
草太そっくりの息子と共に麓郷で小さな牧場を経営。

広介(アイ子の弟)
純の同級生でもあり、アイ子と共に牧場を経営。

完次(無農薬に拘りすぎた男)
草太に農薬を蒔かれ、農家を廃業したが
農地改良の仕事に就き成功した。

ツヤ子(完次の妻=チンタの元カノ)
完次の農家廃業で苦労したが、すぐに料理の才能を発揮し
料理家として大成し、その著書により家計を支える。

チンタ(純の同級生で警官)
元々冴えない男はあったが、その誠実さと真面目さで
富良野警察所長に大抜擢。未だに麓郷にフラフラやってくる。

宮田寛次(電気屋で通称シンジュク)
電気をやりながら、オートキャンプ場のオーナー。
全国のライダーに人気があり、富良野を有名にした一人。

新吉(ボクシングジム会長)
未だに会長職にあり、若手を育てている。
世界チャンピオンを出した有名なジムになっている。

和久井勇次(蛍の初恋相手)
四浪後、東京の予備校に行き大学入学、弁護士になる。
富良野で事務所を設立し、麓郷開発に係る顧問弁護士となる。

えり(東京で純と一緒に泥の付いた1万円札を探してくれた)
美容師となり、被災地にボランティアで髪のカットに来ていたところ
ばったり純と再会するが、その変貌ぶりに純はじばらく気がつかなかった。


ここまで設定したので、
文藝春秋に載っていた以降の簡単なストーリーも考えてみた。


最後まで人々を助けていた正吉は帰らぬ人となり、葬儀が行われた。
親族はもちろん、たくさんの人々が弔問に訪れ
生前の正吉の人柄がわかる、ある意味盛大な葬儀となった。

屈託のない笑顔の正吉の遺影の前で、
五郎、純、蛍、快、雪子、みどり、中畑、寛次、新吉等々が
生前の正吉の弔い話に花が咲き、酒を飲み交わしていた。
そんな中、酔いが回った寛次が思い出したかのように話し始めた。

寛次「正吉は偉いよな〜〜。ほんと、偉かったわ」

今回の津波にさらわれながらも子供を救助し、
自らの命を落とした事だと誰もがそう思って聞いていた。

寛次「俺が草太に聞いた時には絶対に嘘だと思っていたが、
 気になって純にも確認したら・・・・」

言いかけて、ハッと気がつき言葉を濁したが
かなり酔っていた新吉が言葉を続けてしまった。

新吉「んだ、んだ。そう出来ることじゃないよな〜。
 オラだったら絶対に無理だべな〜」

新吉も、この度の救助のことについて話してると誰もが思った。

新吉「いくら好きでも、腹の子が自分の子じゃないとわかっいて、
  結婚するなんてオラはそこまで人間が出来ていないからな〜〜」

言う終わるか終わらないうちに寛次が声を上げた。

寛次「新吉、おまえ何を言ってるんだ?飲み過ぎておかしくなったか?
   正吉の救助活動の話をしてるんだべ?ほら、もう飲むな〜〜!」

その事実を知っているのは純の他に、中畑、雪子と当人蛍だけであり
12年間ひたすら隠し通してきたことが今にも知られてしまいそうだった。

五郎「新吉、おまえ何言ってるんだ?腹の子ってなんだ?新吉よ〜」

純「と、とうさん。新吉さんは飲み過ぎたんだよ。 
  年取ると訳がわからなくなるんだよ。ねえ〜新吉さん」

五郎「純、そうか〜〜?でもよ〜、救助と腹の子って
   どこか似てるのか? そんなこと間違わないべ」

雪子「にいさん、そうよね。新吉さん、飲み過ぎたのよ(笑)
   今日は正ちゃんのお葬式だし、飲んで弔ってあげて」

新吉、寛次、純はどうにかこの話を誤魔化そうと必死だった。
すぐそばにいた快はメールの返事をスマホで打っていたために
話の内容が聞こえていない様子だったが

まっまと事が大きくならず、すんなりと過ぎそうになった時、

蛍「とうさん。話しておかなくちゃいけないことがあるの。
  今日、この日にちゃんと話しておかないと一生後悔しそうで」

それは突然で、しかも悲しみが籠もった蛍の声が場内に響き
快もその声に反応し、メールを打つ手が止まり、次の言葉を待っていた。

蛍「正吉さんには本当に本当に感謝していました。もちろん今でも。
 その気持ちをこれから少しずつでもちゃんと言葉に出して
 伝えていきたかったのに・・・。」

事実を知らないほとんどの人達は、蛍が何を話そうとしているのか
皆目見当が付かず、夫が亡くなった事実を受け入れられない蛍が
うわごとのように語り出したのかとさえ思っていた。

蛍「とうさん。今まで何回も打ち明けようとしたのですが
  正吉さんに絶対言っちゃいけないときつく言われていて・・・。」
 【消防士は死と隣り合わせの仕事だから、もしも自分に何かあった時には
  今まで隠していたことを義父さんに謝っておいてくれ】って」

五郎「ほ、ほたる・・・・・」

蛍が守り続けてきた隠し事が重大であることは、
蛍の言い方やこの日に言わなくちゃいけないという事からの想像出来た。

純「ほたる・・・。言わなくちゃいけないの?みんなもいるし・・・。
  ほら、快だっているんだからさ〜。」

まるで純の言葉が聞こえないかのように蛍は話を続けた。

蛍「とうさん。ちゃんと聞いて。
  私が正吉さんと結婚しようと決めた時、既に私は妊娠していたの。
  それでも毎日毎日オオハンゴウンソウを送り付け
  絶対に結婚して欲しいと正吉さんは言ってくれたわ。
  もちろん、諦めてもらおうと妊娠していることを話したの」

正吉{蛍ちゃんのことは小さい頃から好きだったし、それは今でも変わらない。
   妊娠させられ捨てられた蛍ちゃんのこと、育ててもらったおじさんが知ったら
   どんなに悲しむか、俺は絶対に知らせたくない。だから・・・}

蛍「正吉さんは、お腹にいる赤ちゃんも含めて好きだから結婚して欲しいと。
  義父さんに悲しい思いは絶対にさせられない!って・・・。
  とうさん、今まで隠しててごめんなさい。正吉さんを許してください。
  絶対に嘘を付かない正吉さんが、とうさんの悲しみ顔を見たくなくて
  一生に一度だけ嘘を付きました。  本当にごめんなさい。」

五郎「純・・・・。おまえ〜、このことを知っていたのか?」

雪子「おにーさん。純は蛍たちの事を思って、今まで言わなかったのよ
   知らなければ幸せなこともあるし・・・」

純「とうさん。僕は知っていたよ。一番最初に知った草太にーちゃんが
  とうさんには絶対に内緒だが妹のことだから僕には教える!って。
  草太にーちゃんが正吉に何も言わずに蛍と結婚しろ!と言ったんだよ。
いきなり言われた正吉はその事情を聞いて、絶対に結婚すると決め
妊娠の事は僕にも隠していたくらいだから・・・」

寛次「おじさん、ごめん。俺たちも草太から聞いていました。
   でも、みんなの幸せのために絶対に喋るなと」

五郎「そっか〜〜、知らなかったのは俺だけか〜〜。」

雪子「おにーさん、それは・・・」

純「とうさん。正吉が蛍と結婚すると言いに来た時、
  とうさん、あんなに喜んでたじゃない。
  富良野に来て、あんなに喜んだ父さんを初めて見たよ。
  だから、とうさん・・・・」

五郎「純。良いんだ。わかってる、わかってるよ。
   こんなに可愛い快を・・・。
   蛍だって、ずっとずっと幸せだった・・・。
   俺だってよ〜、みんなに囲まれて幸せだったさ〜」

五郎は改めて正吉の遺影の前に正座をして、遺影に向かって乾杯した。

五郎「正吉よ〜。ありがとう。ホントありがとう。
   蛍や快を今まで守ってくれて、ホントありがとう。
   それなのに、俺は正吉に何もしてあげられなかった〜。
   許してくれよ。正吉よ〜。」

正吉の母みどりはそばに駆け寄り

みどり「五郎ちゃん、頭を上げて〜。ありがとう〜〜。
    小さい頃から息子として育ててくれて、正吉は幸せだった〜」

蛍「とうさん、ありがとう。正吉さんもホッとしてるはず。
  私もとうさんに言えなかったのが辛かった」

蛍「快、突然だったけど、いつかは話さなくちゃいけなかったことなの。
  出来れば、貴方のお父さんの口から伝えて欲しかった。
  でも、こんな事になり、今日話しておかなくちゃと思って」

蛍「すぐには受け入れられないかも知れないけど
  でも、お父さんが貴方にかけていた愛情は貴方もわかるでしょ?
  ホントの自分の子供として、お父さんは接していたでしょ?
  津波に飲まれた時だって、お父さんは貴方を助けるために・・・。
  私に対して恨んだり怒ったりしても良いけど、
  お願いだからお父さんには絶対にそんな風に思わないで頂戴。」

すぐには理解出来なくても、快には気持ちが伝わったようだった。

正吉は煙になって青い空に登っていった。
それを見上げながら、正吉との思い出が走馬燈のように蘇り
僕は涙が止まらなかった。

どこかでウグイスの鳴き声、雪の溶ける音が聞こえ、
富良野にも春が近づいてきた、そんな1日だった。


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oyazy

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