一色達夫の日記

2008年02月18日(月) 日銀松山支店長の講演を聞く

サイクスを会場として開催された「地域産業活性化セミナー」、日銀松山支店長 丹治芳樹 氏の講演を聞いた。16:00開始

現在の経済金融情勢を知りたい人にとっては、大変分かりやすい的を得た良い講演だっただろう。専門家として準備する資料もそつが無く、経済音痴の私が聞いてもサブプライムローン問題の何たるかが分かるという風に、講演の開催意図は十分満足されたことだろう。

だが、「経済状況指標ばかりが自治体経営の全てでは無い」との観点からも、シビアにこの催しを評価しなければならないと私は考える。

戦後 というよりも 明治維新 以来、日本は殖産興業を国作りの柱として掲げてきた。その方向性は敗戦を経てなおいっそう先鋭化した。そしてバブルがはじけ、1000兆円かといわれるほどの借金を抱えるほどの財政出動をしてしまった現在でも、まだ 夢よ再び という輩が跋扈しているのだろうか。

エコノミックアニマルと揶揄されようがジャパンイズナンバーワンと、円を胴巻きに詰め込んで遊びほうけていた、あの時代がそんなに懐かしいのだろうか。

金融なんて所詮は無数の破産者の上に成り立つゲームではないのか。
経済を勉強すればするほど、人間社会を取り巻くマネーゲームへの違和感が増してくるばかりだ。

加戸県知事がある会合で、ある外国人による言葉を引用していた。
「日本は貧しいが日本人は高貴だ。だからこの世界に残しておかなければならない民族である」
講演を聴いていて、何故だかその言葉を思い出した。

今日の講演会に来ていたのは60人ほど。16時といえばほとんどの人が、額に汗して働いている時間だ。
今日の講演内容は良かった。今日の講演の内容のような指標や思考を中心に市政運営を行っていくのも一つの選択肢だが、それを具現化する段階において如何に的はずれ施策となっているかを確認する意味において。

17:37分終了。講演の時間内に準備した質問2点は、出さず仕舞いに帰路に着く。


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