一色達夫の日記

2007年11月13日(火) 高校生の時の課題研究の記憶

FFJという組織がある。日本学校農業クラブの略で、全国の農業科がある高校で組織されており、年に一回全国大会が催され農業関係の様々な競技がある。
昨年の全国大会は愛媛が開催県であり、西条市でも2会場で2種の競技が催された。

高校生の時、後輩がこの全国大会に出場することになり、腕試しに先輩の授業時間を割いて発表をした。そのときの研究テーマが「準高冷地における野菜栽培」であった。
たぶん千町出身の後輩であり、平地よりも若干低い気温を利用して野菜を栽培し、高値販売を行うという内容だった。

作物栽培の要素は気温と日照と肥料。それに病虫害管理が加わって成り立つ。
その地方地方の気候に合わせ、出来る作物が限定されていた時代では、出来る産地からの輸送によって、作物の高値販売ができていた。それを人工的にコントロールする技術としてハウスができ、さらに作物自体に人工的に気候を感じさせる操作を施すようになってきた。

イチゴの早期栽培は、初期段階では苗を高冷地に運び、冬を感じさせる操作をしていたが、今で冷蔵庫に入れるそうだ。そして加温と電照によって成長を促し花目を付けさせる。
この地方のいちご集荷日は12月11日からだと、JAの黒板に書かれている。

すでに、イチゴにおける冷凍加温電照技術は確立されているようだ。
現在のイチゴ栽培は、高設栽培が主流となっているが、この培養床は最初の頃は一年で交換しなければならなかった。それが二年もしないあいだに数年は使える床が出てきて、設備投資が格段に下がった。
だが、この高設栽培での収量は路地栽培に比べてはるかに及ばないと栽培農家に聞いたことがある。

農業技術といっても、年々新しいものが出てきている。農業改良普及所やJA等々、専門家がそれに当たっている。
温度コントロールによる作物栽培技術の研究テーマは30年も前の高校生のもの。賑々しくMH冷凍技術を使って、何をどうしたいのだろう。日陰のハウスで。

ちなみに私が高校時に取り上げたテーマは「養鶏における電照技術による生産増について」だった。若いときに刷り込まれた記憶はなかなか消えない。


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