一色達夫の日記

2002年10月09日(水) 道州制ってなに。

地元新聞に北東北3県による連携の話題を捉え、道州制についての記事が掲載されている。
先日の「平成市議の会」での研修テーマであったが、この研修会に参加した市議の中でも、道州制についての具体的な考え方は殆ど聞かれなかった。
それだけ道州制についての基礎的な知識が、まだ広まってはいないという事の現れだろうと私は思った。
国全体を運営する行政機構の全容を理解していないと、「道州制」への見解は述べられないということだろう。
今回の新聞記事の中で面白いと感じたのは、この北東北3県では市町村合併の話はほとんど進んでいないという事実だ。
道州制を視野に連携を図る動きが盛んな地域が合併に消極的で、道州制についての議論が殆ど理解されていない愛媛で合併の動きが盛んであるという「ねじれ」現象。
合併を推進する根拠として、「将来の道州制を見越して」との話を持ち出す方々が多いが、目指すべき道州制の なんたるか が見えていないままの口実でしかない事だということだろう。
県境を越えた広域連携において、行政の効率化を図ることは、今後どしどし進めて行くべき事だと思う。もっと言うならば、そこから得られる成果のほうが、市町村合併においやって得られる成果よりも、格段に大きなものがあるし、また効率化スピードも早い。
地元新聞もその事に気づいて、世論を道州制の方に誘導するような記事をどんどん掲載すれば、市民の方々も市町村合併議論を通り越して、行政機構そのものへの理解のもと、国全体の体制についての話が出きるようになると思う。
先日、HNKテレビ「四国スペシュル・どうする市町村合併」との番組が放送されたが、この番組を評して伊予市議の玉井さんは、HNKも市町村合併の弊害が理解できてきたのではないかと言っている。
日本国内での新たな活力を生み出して行くため、また、中央集権国家の弊害を是正するための手段として、権限と税源の再配置を進める道州制の検討は、市町村合併よりも先にあるべき事柄だ。
その事が多くの方々に理解されるのが先か、くだらない合併騒動に流されて地域ががたがたになるのが先か、今が勝負の分かれ目だね。

合併が必要な理由として、道州制の必要性を言うお方にお目に掛かったら、「あなたの目指す道州制の姿を教えてほしい」と聞いてみると良い。
大抵のお方は、ただの言葉の持つイメージだけで「道州制」と言っているからね。
その全容を浪々と語る事ができる者が本物で、話をはぐらかす者が偽物だから。

稲刈り8a終了。残りは餅米の3aだけになった。


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