一色達夫の日記

2002年10月08日(火) 松山水不足のとばっちりがなんで西条に

今年は愛媛に台風が来なかったので、松山が水不足になっているらしい。
新聞やテレビなどの報道でも、石手川ダムの貯水率が話題として取り上げられ、必然的に、この事態への対応が行政と政治に問われる事となってきているようだ。
今日の地元紙にも、この松山の水不足問題を解決するための方策を協議するための会議が開かれたことを掲載している。
その表題には西条市にある「黒瀬ダムの水転用も」とでかでかと掲示され、西条の水を桜三里を越え、松山まで引いていく算段をしだした事を読者に印象付けている。
西条の人間としたら「松山の水不足で、何で西条がとばっちりを受けなきゃあならないんだ。話題に上げる事すらが迷惑だ。」との思いを抱く。
それ以上に、何だかきな臭い匂いすら感じてしまう。
私は疑問に思うのは、松山は本当に水不足なのかということだ。
石手川ダムの水が無いから水不足だろうと思いがちだが、はたしてそうだろうか。
先だっても松山のホテルに泊まったが、水は使い放題だったし、節水を呼びかける空気もそれほど感じなかった。もっとも松山は温泉観光都市だから、水不足を大声で叫べばそれだけ観光客の足が遠のく。だから声高には叫べない事情もあるのだろうかとお察し申しあげます。
膨大な土木工事費用を掛けて、西条の水を松山まで引いていく算段をする前に、松山周辺の水事情を根本的に洗い出す事が先決と思うが如何だろうか。
新聞に掲載された中村松山市長のコメントを読んで、さすがは48万都市の市長を勤めるだけのことはあると私は感じた。中村松山市長は、会議の開催には敬意を表しつつ、まずは松山市の自助努力の徹底が先決と言っている。
私は西条の水を守るとの基本姿勢のもと、松山の水不足 即 黒瀬ダムの水転用との動きに 嫌悪感を覚える 所以を説明するのには、別の情報も提示しなければならない。
数年前に「愛媛平成市議の会」の研修会が大洲市で開催された時、現地視察という事で山鳥坂ダムの建設予定地を見せてもらい、工事事務所で説明も聞かせてもらった。
ダムの建設費用1000億円。それから中予分水の送水管敷設に別に1000億円。
ダムは国が作っても、中予分水の費用は受益する市町が負担する事となる。
ダムを作る理由に中予分水の必要性をあげ、工業用水や上水を引いてきますと言ったって、中予の各市町の中では水不足は松山の一部だけ。後の市町はお付き合いでいりもしない水のために負担金を出す事となる。
誰かに遠慮してか、けっしてそんな情報は流れていなかったが、各市町ともに財政が逼迫して来だしたら本音が出てくる。
山鳥坂ダムの現場を見学し、また、各市の裏話を耳にして、中予分水は無いなと思っていたら、案の定そうなった。
松山がそんなに水で困っているのなら、山鳥坂ダムから水を引けばいいんだ。
そのための計画に、既にかなりな費用を使っているのだから。
それを中止しておいて、今度は黒瀬ダムから水を引きますなどと、どうして言えるのだろうかと疑問がわき起こる。
中村松山市長は、松山周辺の水受給バランスと中予分水負担金を計算した上で、中予分水中止と周辺部での水源確保施策を選んでいるはずだ。

水の事を日記に書くのに、私が農業で体験した水問題から、人間と水との関わりを書こうと思っていたのに、筆が政治の方に向いてしまった。
まあ水問題 水に流してもらい、見ずに済ませて 自らを笑う と 落ちを付けておこう。

稲刈りは、途中で雨になり8a刈ったところで中止。
祭礼太鼓台運行のための備品購入に走る。
夜、集会所で青年部の連中と一緒に、各戸配布用資料の作成。
明日は晴れますように。


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