一色達夫の日記

2002年08月23日(金) 市議会議員セミナー2日目 健康大津21研修

昨日に続いての「市議会議員セミナー」2日目。9時より講演の開始
「信頼社会の復権」と題する 滋賀県立大学教授 浜口恵俊 氏の講演。10時半まで。
信頼社会の対局にある契約社会がグローバルスタンダードとなっている国際社会の弊害の部分を紐解き、信頼社会への回帰を主張する内容だった。
レジュメ通りの講演は平易で分かり易い内容であったが、レジュメを読めば結論が分かってしまって、高揚の部分の無い講義スタイルと合わせて、面白みに欠けるきらいががあった。

最後4人目は「アメリカ人の見た日本」と題する アシスト代表取締役 ビル・トッテン 氏の講演。
ごく普通の日本人が大好きな表題だと思う。
舞台後方に掲げられた日章旗に敬意を表した時点から、彼の講演は成功を約束されたと感じた。経済の世界に身を置く人間は、交渉相手の気を逸らさない術を心得ている。それは大学で一定時間の講義を消化する先生とは根本的に違う所だろう。
質問を含めて1時間半の時間、彼は会場を自分の掌中に収めたようだ。
最近変な日本の現状を、様々な常識として信じている物事が、その捉え方の違いから全然違ったものとなる事を、様々な事例を挙げて話してくれた。
会場からはしばしば笑いが起きる。が私は、その笑いの質は自分の国の行動を自慰的に捉えるなにものでもないと感じ、笑う気にはならなかった。
氏は日本の文化に対し、かなりな造詣を持っていると感じた。
日本文化と日本人の精神構造を、儒教の考え方を中心とした多神教の世界と捉えている。
この話は、浜口氏の講演の中にも出てきた捉え方で、一神教の世界との文化の違いを提示して面白いと感じた。

4氏の講演を総合してみると、「地方自治制度の転換点にあって、問題解決の処方箋は、地域社会の中にあり、それは信頼関係の復権と文化への理解でもって見いだされる」と結論付けられようか。
このセミナーをプロデュースした方の意図を私はそう汲み取った。
様々な立場で政治活動をする者が集まってくる施設が主催するセミナーとして、節度有る態度を感じる。だが、明日何をするかとの方策を求めて来所した方々にとっては「物足りなさ」を感じているだろう。

大津市役所へ移動。14時から「健康おおつ21」の取り組みについての研修をさせてもらう。15時半まで。
厚生労働省が推進する「健康日本21」の大津市版であるが、上位機関の事例を世襲するのではない内容を聞かせていただき、面白いと思った。
担当者の説明は、PCとマルチスクリーンを駆使したもので、話に淀みが無く、実践者の強みがうかがわれ、楽しくて良く理解できた。
いただいた資料と合わせて分析すれば、西条でも取り入れられる事がありそうだ。

この2日間の集中講義と研修によって、事象の分析と実践方法について、改めて私の行動を裏打ちする基礎知識の部分を固められたように思っている。


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