薔薇園コアラの秘密日記

2004年12月20日(月) 日経新聞「私の履歴書」をカモフラージュに

 質問:日経新聞はまずどこの紙面から読みますか?

 勿論、一面から読む人? ……しーん。

 じゃ、一番最初に後の文化面から読む人、手を挙げて? 
 ……ん? あれ、誰も返答なし?

 ふふふ、私知ってるよ〜。
 ホントはこっそり、最終頁の渡辺淳一の連載官能小説「愛の流刑地」を読んでるんでしょう〜?

 「いや、僕は『私の履歴書』をいつも最初に読むから……」と強がっていた人約1名知ってるけど。ホントはその下の欄から読んでるんでしょ?! 正直におっしゃいネ!

 うちは朝日新聞を定期購読しているから、日経新聞は読むことはないんだけど、この新聞連載小説、失楽園以来、以上の官能小説ということで、最近いろんなところで話題になるので、私もちょっと前から気にはなっていた。

 で、先日、クライマックスの直前の2話ぐらいを見る機会があった。

 ふーん。爺さんの書く幻想官能小説か。オクテなおっさんは、これを読んで想像力膨らませてせいぜい朝から喜んでくださいまし……ってなかんじ。
 
 私、男性作家の官能小説は、神崎京介ぐらいしか読んだことがない。
 神崎氏はまだ若いので、主人公の若さがみなぎっているせいか、性というものは、「愛欲」というより、「情欲」ってな感じだけど、渡辺爺さんあたりだと、体力的に若さにかなわない分、女性に対する決め細やかな描写や官能を表現する視点が作風に生きてくるのだろう。

 しっかし、あの連載は、作者と編集者の共謀というか、何なんでしょうね。
 日経新聞に毎朝あの手の小説を載せれば、確実に購買部数は上がるでしょうよ。インターネットで、小説の連載が読めるのかと思ったら、読めないみたいだし。読みたければ、日経新聞を買ってくださいってことでしょう。

 そして、その手のシーンを引っ張る引っ張る。
 なんですか? あのすかすかの文体と行間は。改行だらけ。一話があっという間に終ってしまうじゃないの。中身も何もないまま。次を期待して、また翌日買っちゃうわけですよ、日経新聞。いつもは違う新聞買ってても。

 そうやって、連日そのシーンでひっぱって、読者に期待させてキオスクで新聞を買わせようという製作者側の魂胆なのでしょうね。満員電車に揺られるおじさんたち、まんまと日経新聞の術中にはまってます。

 ところでさ、各業界の著名人というものはファンもつくだろうし、いろんな人と知り合う機会も多いから、何歳になっても常に注意散漫的にお手軽な恋愛を繰返して、人生を楽しんでいるんだろうなと思う。

 例えば、それが恋愛小説の作家であれば、今までの女性遍歴の集大成でもいろんなバリエーションの女性の人物像ができるかもしれないけど、やはり、主人公の女性のモデルには、特定の女性にピントを絞って、そこに愛情と集中力と維持させないといけないことであろう。

 この話に出てくる女性達にも確実に実在のモデルがいるはずだ。しかも、現在進行形もしくは過去完了形のお相手で。一作を仕上げるためには、素人には計り知れない体力、精神力、それに相当な執着心を必要とするに違いない。

 ま、あたしゃ知ったこっちゃないけど。
 話の成り行きと感想は、周りの日経新聞読者に伺うことにしよう。描写のディーテールまでよろしくねん。実体験で再現する必要ないけど。って今、あなた、全身硬直したでしょう? ぎゃははー。

 さてと、「愛の流刑地」単行本になったらどうしようかな。買おうかな。それとも、文庫本になるまで待とうかな。
 「失楽園」は流行に乗りそびれて文庫で買ったんだけどね。

 
 


 < 過去  INDEX  未来 >


祐子 [MAIL]

My追加