華のエレヂィ。〜elegy of various women 〜
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2002年09月27日(金)

受話器越しの情愛。 『消えた女』

<前号より続く>



10日ほど経ったあと、俺は再度テレコミへ電話してミオを指名した。

コレクトコールで繋がった瞬間、俺が話し掛けても返事がない。


「ねぇ、ユキコ?どうしたの?」
 「ああん・・・あ、も、もしもし・・・?・・・ダメ」

「どうしたの?」
 「だって、思い出しちゃうの・・・あの時の事・・・」

「もしかして、もう触ってるの?」
 「・・・ゴメンナサイ・・・ダメなの、思い出すと我慢できないの・・・」


俺は彼女の言葉に驚いた。
俺の名前を聞いただけで、あの強烈な夜を思い出し、
そのえ記憶で滴るほど濡れたのだという。

そして繋がる間も待ちきれずに、
指でユキコ自身の突起を弄っていたと告白した。

俺は嬉しいものの、にわかには信じられない。


その日はそのままテレフォンSexに突入し、また言葉攻めでユキコが燃えた。
しかしやはり『新潟の方言』は素直に言えず、また口にさせると燃え狂う。


「我慢できずに、どこを触ってたの?」
 「オ、オ○ンコ・・・」

「違うでしょ?言ってごらん?」
 「・・・嫌、ダメェ、許して」

「じゃ、もう電話切るから」
 「言います、言うから意地悪しないで・・・マン、マ・・・ンジョコです」

「あれから何回オナニーしたの?」
 「本当の事言うの・・・私、すごくHな子だと思われるから嫌だ・・・」

「もう遅いよ、もの凄くスケベな子だと思ってるから」
 「イヤァ・・・・」


言葉攻めは、相手との呼吸が合えばいくらでも次々と攻め文句が思い浮かぶ。
これも相性というのか。

ユキコはあれからほぼ毎日言葉攻めを思い出し、手淫を嗜んでいたという。
男として、これほど光栄な事は無い。


「マンジョコ、そんなに感じるの?」
 「もう壊れてるぅ、だっていくらでも溢れて来るんだもの・・・」

「本当だ、すごく濃い、白い汁が垂れてる・・・・ほら、こんなに糸引いてるよ」
 「嘘ぉ・・・嫌だぁ、すごく恥ずかしいよぉ・・・」


こうなると、絶頂まで時間は掛からない。


「ほらほら、もっと腰を大きく振るよ!奥まで突き上げるぞ!!」
 「ダメ〜〜〜ッ、ああ、ああああ、またイッちゃう〜〜〜ぐうううっっ!!!」


俺の煽りとリードでユキコは絶頂に達し、また燃え尽きてすすり泣く。



「大丈夫かい?そんなに大声出して・・・」
 「もう・・・でも自分でどれだけ声が大きいかなんて・・・分からない・・・・」

「相当、大きいよ・・・俺が受話器を落っことしそうになるくらい」
 「本当なの?・・・でもね、この前も全身が筋肉痛になったの・・・」


全身が筋肉痛になるほど、ユキコはテレフォンSexでエネルギーを発散したという。
しかしあの猛り狂うような喘ぎ声を思うと、俺も妙に納得できる。

一人暮らしのユキコのアパートはワンルームで、壁が薄いそうだ。
その環境であれだけの声を張り上げると、絶対隣り近所に聞こえるはず。



女性の喘ぎ声というのは、不思議な程よく通る。
同じ女性の話し声や笑い声よりも、壁を伝ってまでも聞こえるものだ。


「近所迷惑になるかもね」
 「・・・でもダメなの、思い出すだけで・・・」

「もし俺たちが会ったら、どうなるだろうね?」
 「・・・言わないで、それだけで想像しちゃうから・・・」

「・・・ユキコ、また触ってるでしょ?」
 「・・・何故分かるの?・・・そんな事言う平良がいけないんだからねっ」


その後またユキコは絶頂の快楽に次々と喘ぎ尽くすことになる。
俺もいい加減抑えればいいものを、彼女の変貌が可愛く思い、つい煽ってしまう。



2週間後。
テレコミに再度ミオを指名しようと電話したところ、受付が怪訝そうに言った。


 「ミオさん?新潟の人ですねぇ・・・前回の電話の後、辞めましたよ」
「辞めた?何故ですか?」

 「この前の電話の数日後、泣きながら『引越します』と言ったまま・・・」
「引越し?」

 「それ以上何も言わずに電話を切られたけど、それからは音信不通です」


彼女の声が脳裏によぎる。
さすがに近所から苦情でも出たのか?


 「何かトラブルでもありましたかねぇ?」

受付の男はその口調から、俺が彼女を傷付けて辞めさせたと思っている様子だ。


「いや、何にもありませんね」
 「そうですか、また新しい女性が登録されてるので紹介しますよ」

「まあ・・・今夜は結構です」


俺はユキコの声が聞きたかったのだ。
彼女との擬似情事を楽しみにしていたのだ。


電話を置いた俺は、しばらくユキコの様子が心配でならなかった。
しかし俺からは何の行動も取れない。


テレフォンSexとはいえ、あれだけの濃厚な時間を過ごした相手だ。
行きずりの相手との「情無き情事」よりも、相手への思い入れが深くなる。


しかし空しい事に、その店で俺はその後ミオの名前も声も聞く事は無かった。









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男は身体の構造上、女性の性の快楽の深さが体験できない。
女性の快楽の深さは、男の数十倍とも言われる。


その数字の是非は分からないが、明らかに違う事がある。

女が快楽を感じると、無意識に派手な喘ぎ声を出してしまう。
あの声ならぬ声は、男では意識しないと出せない。

AVを見て「あんな声を出すのは演技だ」と言ってのける女に限って、
実は本人が演技のような喘ぎ声を本気で漏らしている。

それだけ深く鋭く感じてしまうからだろう。


ユキコはその度合いが他の女性よりも深く、また素直に表れただけ。
そんな彼女の心が下手に傷ついていないだろうか。


そんな気持ちで俺はその後何度もテレコミの会社に電話して、
もういるはずも無いミオを指名してみた。

当然店の受付からは冷たい反応が返ってくるだけだったが。


かすかな奇跡に期待していた俺は、きっと滑稽だったに違いない。




☆ 毎度のご訪問&ご高覧ありがとうございます。
  『華のエレヂィ。』も皆様のおかげで9月27日昼過ぎで、
  20000hit達成となりました。
  日頃からのご支持に心から感謝します。


  そのお礼と記念に・・・今回のハードなエレヂィをお届けした次第です。


  方言での羞恥プレイはなかなかの刺激でした。
  地方の方、またはネットなどでの遠距離恋愛でテレフォンSexを嗜む方は
  ぜひお試しあれ(笑)。

  但し相手の女性を傷付けるような言動は慎みましょう。

  投票&My登録の方も是非宜しくお願いします。


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