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2002年06月24日(月)
喧嘩??

金曜の夜に、彼女と初めて喧嘩のようなものをした。

きっかけは、彼女が『僕にしたい』って言ったこと。
僕にはその心の準備が全く無かった。
彼女がイけば良いと思ってた。
自分が彼女にされるなんて考えなかった。
まさかそんな風に思ってると思わなかった。

だいぶ酔っていたのもあるけれど、
彼女は半ば強引に進めようとした。
僕は最初適当に反抗してた。
でも途中本気で嫌になって押し返して、
「眠いから寝る。」
と言って背を向けた。

それからだ。
彼女の怒った顔初めて見た。
何も理由を告げずに寝ようとした僕を『理解できない』と
繰り返す。
「うるさいよ。眠いんだから寝せてよ。」
叩かれた。答えない。
『馬鹿にしてるよ。何様だと思ってるの?!』
彼女が一瞬真面目に怒った。
いつも怒ってても笑うから。
思わず謝る僕。
「…すいません。」
それから、嫌な理由とか思ったことを
ポツリポツリと告げた。

されるのに慣れてないこと。
今は全く考えてなかったてこと。

『一緒に気持ちよくならないと、そんなん持たないじゃん。
 ずっと一緒に居るなら、それは必要なこと。
 あたしだけ気持ちよくて、アナタはそれで満足なの?』
彼女が言った。


いろいろ考えた。
よくわからなかった。
他にもカムアウトの話や、同棲とかの話もした。
『あたしだっていつも不安なんだよ、
 どっか行っちゃうんじゃないかって。』

暫く経って、彼女が泣き出した。
『ううぅ』て。
小さい子が泣くのを精一杯我慢してるような、
不細工な泣顔で。

形容は失礼かもしれないけど。
愛しいと思った。

マスカラが落ちて、鼻水すすって。
『ふうぅぅ』漏れる声。
でも、愛しかった。

一生懸命、慰めた。

理由を聞いたら、
『会えてよかった。』と。
思わず笑ってしまった。
「何でそこで泣くの?」て。

結局彼女は日曜の夜家に帰った。



何か最近スゴク疲れてる。
最低なのかもしれない。
全て傷つけて生きてるのかもしれない。
見ない振りをして。

うまい嘘をつける人のほうが、
人を傷つけずにいられるのかもしれない。

正直であることと、
人を傷つけないことを両立させることは、
もしかしたら、矛盾しているのかもしれない。
両立は、できないのかもしれない。



…かも、しれない。