2009年06月20日(土)  台詞もト書きも日々の生活の中に

『月刊ドラマ』に依頼された「セリフとト書き」という欄の原稿を書いている(今月末締切なので、7月発売の8月号に載るのでは)。台詞もト書きも日々の実感から拾い上げられるもので、脚本は何気ない毎日の喜怒哀楽から生まれる……そんな内用になっているが、当たり前の生活に感動を見出せるチカラは、脚本家に不可欠な資質のひとつだと思う。コピーライター時代、「生活者の視点を忘れるな」と口酸っぱく教えられたが、脚本を書く上でも、とても大切な心がけだ。締切に追われていても、アイデアが便秘気味でも(むしろそういうときこそ!)、生活をおろそかにしてはいけない。

そんなわけで今日は家族サービス。あと2日で2才10か月の娘のたまのリクエストに応えて、一家3人で上野動物園へ。自分から言い出したくせに終始指をくわえ、動物たちを見ても「ふーん」という反応。「あれのりたいよお」とモノレールを見て泣きわめき、「じゃあ、帰るときに乗ろうね」となだめたら、「帰る」と言い出して、きかない。仕方なく乗せると、乗っている間は大して喜ばず、降りるときになって、「のりたい!」と騒ぎ出す。「今乗ったでしょ」「もっとのる」の押し問答で、動物園を見回しても、檻の中も含めて、最も手がつけられない生き物になっていた。

「このわがまま娘は、はあ……」とため息つきつつも、いつか娘がぐずる場面を書くときには、今日のことを思い出そう、と心に刻んだ。

家に帰ると、ぐったり。でも、お昼の時間。泣きぐずったたまはおなかをすかし、なだめるのに体力を消耗したわたしとダンナも疲れ果て、買い物に行く気力もない。「おなじみのレトルトカレーうどんか、朝ご飯みたいだけどベーグル(楽天のベーグル屋 エルクアトロギャッツで購入した15個2000円送料込みのものを冷凍庫にストック)とスープか」と選択を迫ると、「カレーうどんでいっか」と妥協感ありありな返事。「ごめん、今ので、作る気なくした」と言うと、「じゃあ、寝て空腹を忘れるか」とダンナは昼寝を始めてしまった。

これまた「お昼どうする?」の小ネタとして使えるかもなあ、と冷凍ベーグルをチンしてたまと分け合いながら思った。

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