2008年12月22日(月)  おはなしを語りはじめた、たま2才4か月。

2006年8月22日生まれの娘のたまは、今日で2才4か月。この一か月で、さらに言葉がふえて、つっかえつっかえ単語をつなげていたのが、ずいぶんなめらかになった。放っておくと長い文章をしゃべっていて、たま語銀行貯蓄用に、わたしの記憶の一時保存では追いつかず、メモを引っ張って書き留めることがふえた。

夢で見たことを話してくれたり、物語めいたものを語るようになったのが、この一か月の大きな変化。毎朝、目が覚めると、「どんな夢見た?」と聞き出し、寝る前には、自分がお話を聞かせる代わりに「たま、なんかお話ししてよ」とこちらからせがむようになった。「ある日ってお話しして」と言うと、「あるひ パパのひ ママのひ たまちゃんのひ ぜーんぶ たまちゃんのひ」などとボケをかますこともある(それはそれで詩のようだ、と思ってしまう親バカ)けれど、「あるひ ママがゾウさんにのったの」などと、2歳児なりにお話しを作って聞かせてくれる。「ちょうちょさんとおそらとんだの。ぶんぶんもいたの。しらすもいたの。ちょうちょさんのおうち、エレベーターなの。ママもいっしょにいこうね」などと夢がそのままお話しになっていることもあり、原案をもらって共作するような形で子守話もふえた。

靴下もズボンも一人で上手にはけるようになり、保育園では、保育士さんが手伝ってあげようとすると、「ダメ。たまちゃん、じぶんでやるの」と言い張るらしい。「どうやったら、こんな風に自分のことは自分でやる子になるんですか」と保育士さんに聞かれたけれど、親の手が回らないせいで、必要に迫られて、しっかりした子になってしまっている。その割に、おむつはなかなか外れないけれど、便座には喜んで座ってくれるようになった。たまに「トイレでウンチ」に成功して、「ウンチさん、バイバーイ。うみにかえりなさーい」と得意げに水洗レバーを押す。

一人遊びも上手になって、ボーネルンドの積み木のおうち(「おうちおうちする」と言う)がお気に入り。絵本は『やこうれっしゃ』『きかんしゃトーマス』『しんかんせんシールブック』と鉄道尽くし。『やこうれっしゃ』は毎日読んでも飽きないらしく、「ウォーリーをさがせ」感覚で、絵の中にお目当ての乗客(泣いている赤ちゃんなど)を探す遊びを楽しんでいる。

わたしがパソコンに向かっていると、「ママ おしごとちゅう」と邪魔しないように離れ、休日に「ママおしごとするの?」と察すると、自分からパパを散歩に誘ったりする。その物わかりの良さについ甘えてしまうけれど、わたしが相手できるときの甘えっぷりを見ると、いつも我慢しているんだなあと思う。いまだに卒乳しないのも、ママを独り占めできるこの時間だけは譲れないという意思表示なのかもしれない。「とんとん(=おっぱい)」を飲むときの会話も、またちょっと進化して、日によって味の形容が変わったりする。たとえば、昨日の冬至バージョン。

たま「とんとん、はいってますか?(とノック)」
わたし「とんとんは出かけております」
たま「ただいまー。おじゃましまーす(とシャツにもぐりこんで飲みはじめる)」
わたし「とんとん、飲んでるかー?」
たま「のんでるよー」
わたし「何の味?」
たま「みかんのあじ。みかんのおふろはいったから」

2006年12月22日(金)  マタニティオレンジ46 ブックスタート
2002年12月22日(日)  ロッテルダムとロンドンとベルリン

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