2008年06月30日(月)  『蘇る玉虫厨子』洞爺湖サミットへ!

わたしを大興奮させた平成プロジェクト制作のドキュメンタリー映画『蘇る玉虫厨子』のその後。名古屋での劇場公開が連日超満員で、日に日に人が増え、劇場側からの要望で7月12日から8月1日まで名演小劇場にて1日3回上映のアンコールロードショーが決定。さらに8月30日から9月12日までは静岡のシネギャラリーにて上映。北海道、金沢、高山でも上映を予定しているとのこと。さらに、「洞爺湖サミットで英語版("The Jewel Beetle Shrine Resurrected")公式上映」のニュース。6月末まで法隆寺の秘宝殿で展示されていた「平成の玉虫厨子」も洞爺湖サミットのゲストハウス・ゼロエミッションハウスにて展示されるそう。これを記念して東京での追加上映会が決定……という興奮づくしな案内メールがプロデューサーの益田祐美子さんから届いた。

会う人ことに「玉虫」をすすめているわたしとしては、ぜひ案内せねば、と思っているところに、大阪に住む母から夕刻届いた手紙は、これまた玉虫の話題。27日に法隆寺へ玉虫厨子を見に行った報告が綴られていた。母がバス停で一緒になった白ブラウスの女性は名古屋から。小学校の頃に呼んだ玉虫厨子の話が印象深く、映画があると聞いて初日に見に行き、職人さんたちの舞台挨拶も聞き、どうしても展示期間の6月中にと駆けつけられたのだとか。秘宝殿まで来てみると、黒ブラウスの女性が一人で見に来ていて、彼女も名古屋で映画を観てたことがわかり、白ブラウスと黒ブラウスのお二人は映画と目の前の玉虫厨子を重ねて鑑賞。そこに夫婦らしき二人が現れ、またもや「映画を観て名古屋から」。名古屋組は母が一巡して戻ってきてもまだ映画話に花を咲かせていたという。これだけ人を動かしてしまう映画をぜひ観たい、と母は興味をそそられたようだった。そういえば、一緒に映画を観たアサミちゃんとわたしも相次いで法隆寺へ向かった。1300年の時を越えて平成職人が飛鳥職人と魂の対話をする『蘇る玉虫厨子』は、余韻のスケールも桁が違う。洞爺湖サミットのゲストの目を見開かせるインパクトは十分にある。登場する職人の技と心意気も、蘇った玉虫厨子の見事な出来映えも、私財を投じた中田金太さんの生き方も、この貴重な出来事を映画という形に残そうとした益田さんも、三國連太郎さんの語りの味わいも、記録に感動を織り込んだ乾弘明監督の演出も、この一本の映画には日本の宝が詰まっている。

『蘇る玉虫厨子』洞爺湖サミット公式上映決定 記念上映会

上映日時 7月2日(水)
1回目:開場15:00/上映開始15:30(上映時間64分)
2回目:開場18:30/上映開始19:00(上映時間64分)
会費:1000円
会場:文化シャッター BXホール
 文京区西片1-17-3 TEL:03-5844-7700
 都営地下鉄三田線春日駅A6出口から徒歩3分>>>地図


2008年06月12日(木)  中田金太さんの置き土産『玉虫厨子』と対面
2008年03月27日(木) ブラボー!『蘇る玉虫厨子〜時空を超えた技の継承〜』

日本の宝といえば、益田さんの紹介で親しくさせていただいている素敵な素敵な田邊のおじさま、田邊勉さんが応援されている下垣真希さんの東京でのリサイタルの案内が、これまた申し合わせたように今日届いた。田邊さんにぜひにとすすめられ、歌と語りと人柄に聞き惚れたのが3年前(>>>2005年08月06日(土)  下垣真希 平和のリサイタル『命かがやいて』)。歌うように語り、語るように歌う、その声にゆたかな包容力とたしかな説得力があり、聴いていると心がほどけていく。この人が歌うほど、世の中が平和になって行きそうな気がする。

平和のリサイタル2008 『命の賛歌』
2008年8月3日(日) 14時開演(13時半開場)
浜離宮朝日ホール(大江戸線築地市場A2出口すぐ)
5000円(全指定席) 2000円(当日学生)
下垣真希(歌・語り)
ジャー・パンファン(二胡)
崎山弥生(ヴァイオリン)
北川美晃(ピアノ)
お申込み・お問合せ クレッシェンド企画 0120-208314

2006年06月30日(金)  中国語版『子ぎつねヘレンの10のおくりもの』
2002年06月30日(日)  FM COCOLOで『パコダテ人』宣伝
2001年06月30日(土)  2001年6月のおきらくレシピ
2000年06月30日(金)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)

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