2008年03月03日(月)  マタニティオレンジ245 みつけものとなくしもの

娘のたまが引き出しを開け閉めすることを覚えて、数か月が経つ。キッチンの引き出しから最近、洗面台の引き出しにターゲットを変えた。紅茶の缶や紙ナプキンより、化粧品や香水が出てくるほうが楽しいらしい。たまが手を突っ込んで掘り返すと、コピーライター時代に担当していた化粧品ブランドからいただいたマスカラやら口紅やマニキュアがざくざく出てくる。古いものは十年物、新しくても五年物。口紅の蓋を開けたり、マスカラを振り回したり、化粧水のサンプルのボトルをくわえたり。ずっと使わずにしまってあった化粧品たちが、子どものおもちゃとなって役に立つ日が来るとは思わなかった。買い置きしておいたものの行方不明になっていたあぶら取り紙やらダンナのひげ剃りの替え刃やらも奥から出てきて、拾いものをした気になる。

見つけものをした一方で、なくしものもある。昨日、ダンナの実家へ向かうとき、ドアにかけている小さな手提げ袋をたまが持ちたがった。中には子ぎつねヘレンの小さなぬいぐるみが入っていて、「これは出しておこうね」と取り出しかけたのだけれど、たまが「入れといて」と主張したので、入れたまま持たせた。へレンのぬいぐるみは映画の関連グッズとして売られていたもので、絵本『子ぎつねヘレンの10のおくりもの』の販売促進用に首からミニ版絵本をぶらさげて書店の店頭に飾られたものを記念にひとつ分けてもらった。なくしては大変と気をつけていたのだけれど、道中でいつの間にか手提げ袋はたまの手から落ちてしまい、気づいて引き返したものの見つからなかった。警察に届けたけれど、人から見れば、ただの安物のおもちゃ。拾った人がいたとしても、警察に届けるまでもないと判断するかもしれない。

2006年03月03日(金)  ちばっちと亀ちゃんの舞台『Soulmate』
2005年03月03日(木)  南イタリア魚介料理『ラ・スコラーレ』
2002年03月03日(日)  文京区のスポーツクラブ

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