2007年05月13日(日)  マタニティオレンジ118 母の日は「わたし」の日だった!

娘のたまを孫のようにかわいがってくれている京都のメグさんが、SMAPの追っかけで上京。昨夜のコンサートの後わが家に泊まり、今日の昼のコンサートに出かけていった。わたしより干支一回りと少し年上のはずなのだけれど、追っかけにかける情熱と京都から度々足を運んでくるフットワークの良さには、真似できないなあと感心する。なかなか人のことをほめず、わたしにとっては永遠の小姑のような人なのだけれど、たまのことは「初めてかわいいと思った」とべた褒め、べた惚れで、「あんたはほんまにええ子やなあ」「あんたは幸せな子やなあ」と言いながら、わたしに見せたことのない笑顔であやしてくれる。赤ちゃんサイズのカーディガンや帽子を編んだり、「冷え込みがきついから風邪を引かさないで」とメールをくれたり、ひな祭りにはカードを送ってくれたり。メグさんとは10代の終わりに知り合ったので、あと数年で20年近いつきあいになるけれど、たまが生まれなかったら知ることのなかった一面を見せてもらっている。

メグさんが出かけた後、たまを抱いてクリーニングを取りに行って戻って来たダンナの手には、ピンクのブーケがあった。「今日は母の日だから、たまからですよ」とたまに手を添えさせて花束を差し出す。今年の誕生日、ダンナからはじめて花を贈られて、「子どもが生まれると変わるものだ」と驚いたけれど、母の日にまで心憎いことをしてくれるとは。しかも、今日出かけついでに思いついたのではなく、昨日の午後に花屋に予約をしてあったというから、重ねて驚く。「すごい進化だねえ」と感心していると、「だから、僕じゃなくて、たまからだってば」。母の日といえば、自分の母やダンナの母に何をしよう、ということばかり考えて、自分が母になったことをすっかり忘れていたのだが、これからは母の日はわたしの日でもあるのだ。あと何年かしたら、「ははのひおめでとう」なんて言ってくれるようになるのだろうか。似顔絵を描いてくれたりするんだろうか。パパと二人で、「ママにないしょね」とプレゼントの相談をしたりするんだろうか。5月のカレンダーに楽しみがひとつふえる。

2004年05月13日(木)  246CAFE<>BOOK
2002年05月13日(月)  ディレクター

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