2007年03月31日(土)  マタニティオレンジ102 保育園から美術と家庭科の宿題

保育園の面談時に手渡された「入園までに用意するものリスト」を見て、その量の多さにひえーっとのけぞったものの「まだ半月ある」となめていたら、あっという間に3月末。来週の3日に入園式、4日からは慣らし保育がはじまってしまう。8月31日に焦り出す小学生のごとく、おしりに火がついて母の宿題に取りかかる。やらなくてはならないことは、1)着替えと持ち物に名前をつける  2)シーツに名札を縫いつける。1)については、最初は刺繍を検討してみた。かわいい服に名前を書きつけることに抵抗があったのだ。だが、能力的に無理がある。名前があらかじめ刺繍されたチロリアンテープのようなものを買って縫いつけることも考えたが、こちらはオーダーから納品までに時間がかかり、間に合わない。

どうしようかと思案してたら、「みんなハンコでやってるよ」とご近所仲間で先輩ママのK子ちゃんからアドバイス。洗濯しても落ちないインクがあるという。ハンコならマジックで書くよりかわいいのでは、と飛びつき、ネットで検索すると、おなまえはんこを売っている『印鑑のからふる屋』で手作りゴム版画キットを発見。そういえば、妹のジュンコも「ゴム版は手軽にできて、ポンポン押せて便利よ」と自作の版画をポンポン押した手紙を寄越していた。ならばわたしも、とキットを購入。三角刀一本で小さな消しゴムを彫るのは至難のワザ、と実物を前に実感。漢字は断念、ひらがなも断念、フルネームも断念、カタカナで下の名前だけ彫ることに。でも欲張って、タマ印にたまごをデザインしてみよう、とゴム版初心者ながら無謀な思いつき。細かい部分はコンパスや爪楊枝でほじくり、限りなく「クマエ」に近い「タマエ」が完成。小学生時代から消しゴムでピーターラビットを彫っていた妹と、いきなり肩を並べようというのは甘かった。

早速オムツにポン、ポン、ポン。これは書くより早い。続いて、洋服にポン、ポン、ポン。生地によってつきにくかったり、にじんだり。洗濯タグはつるつるしているので、比較的きれいについたのだが、「アイロンを綿の適温で15秒以上かけてください」というインクパッドの指示に従い、押入れの奥で永い眠りについていたアイロンを引っ張り出して当てていると、ジュッという不吉な音と共にタグは溶けてちりちりになった。洗濯タグって溶けるのか、と呆然。ならば、と服の裏面に押し直すが、なかなかうまくインクがつかず、出来損ないのタマエ卵がゴロゴロ転がり、非常に美しくない。これなら油性マジックのほうがマシだったか。

シーツに縫い付ける名札は家にある端切れで、という指示。普段裁縫をしないので、わが家には端切れは存在しない。ピエールカルダンのよれよれの紳士ものハンカチがいちばん白に近い布だったので、それを切って敷き布団用とかけ布団用の名札を用意。ハンカチを使ったおかげで、四辺のうち二辺を折り返さずにそのまま使えた。慣れない針仕事で何度も指を突き刺したが、18×25センチの名札を二枚、1メートル72センチの距離を縫ううちに多少上達。防災用服(地震などがあったときのために園に保管しておく厚手の上下)用の名札づけは比較的すいすいと進んだ。美術をやったり家庭科をやったり、母親っていろんなことを要求される。

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