2007年03月09日(金)  マタニティオレンジ89 4月から0歳児保育

助産院を退院する前日、子育ての先輩である友人二人が見舞いに来てくれ、「保育園はどうするの?」と聞かれた。「まだ産んだばっかりだし、そんな先のことは考えていない」と答えると、「0歳から預けるなら、申込みは年明けだから、けっこうすぐだよ」「フリーは就労証明がもらえないから、0歳から預けたほうが入りやすいよ」などとアドバイスしてくれ、二人で口をそろえて「わたしたち、預けてよかったって思ってる」と力強く言った。それまで、保育園には「本当は預けたくないけど、仕事するためにはしょうがない」という後ろ向きなイメージを持っていたわたしは、積極的に預けたい場所なんだ、と驚いた。彼女たちの二人合わせて五人の子どもたちは、お手本にしたいぐらい個性と好奇心を上手に伸ばして育っているから、彼女たちの太鼓判には説得力があった。こうして出産五日目に「4月から0歳児保育」計画が急浮上したのだった。

12月下旬から近所の保育園を三つ見学。実際に目にした保育園は、わたしの想像よりもはるかにいい環境だった。日当たりのいい広々とした部屋。思いきり遊べる園庭。三輪車で元気よく駆け回る園児たちも、彼らを追いかけて走り回る保育士さんたちも、とてもいい顔をしている。夏は毎日水遊びをして、卒園時にはみんな泳げるようになるという。0歳児クラスは10人を4人の保育士で見てくれ、週に一回、小児科医の診察もある。正直、ここまで至れり尽くせりだとは思って居なかったので、安心を通り越して喜んで預けたい、という気持ちになった。

1月上旬に区役所に申込みの書類を提出すると、下旬に区の職員さんの家庭訪問があり、「保育の必要度」を尋ねられた。わたしが住む文京区では、保育の必要度を点数化し、点数の高い人から希望の園へ割り振られる。就労証明もなく勤務時間も不規則なフリーランスは、順位が低くなりやすいのだが、ちゃんと「いかに保育に欠ける状況であるか」をアピールできる機会を設けてくれているのはありがたい。これまでの作品歴、昨年一年の仕事の実績などを本やDVDの画像も入れ込んでまとめたプレゼン資料を用意し、執筆は自宅だが打ち合わせや取材で外に出ることが多いこと、体を空けておくのも仕事であること、などを切々と訴えた。職員さんが『子ぎつねヘレン』を知っていてくれたら話が早いなあと思ったのだが、「知りません」と言われて、がっくり。この訪問の際に、「あなたが希望されている園の倍率はこうなっています」ということを教えてくれる。わたしは第2、第3希望の園に行くにつれ競争率が高くなっているので、「倍率の低い園に変更したほうが、確実に入れると思います」とアドバイスされた。早速その日、家からは少し遠くなるけれど倍率が比較的低いという園を見学し、第3希望を差し替えた。

第一希望の園は難しいだろうなあと覚悟していたのだが、2月下旬に郵送で届いた内定通知を開くと、そこには第一希望の園の名が記されていた。この年になって内定にバンザイすることになるとは。通知が着いた二日後に健康診断があり、内定は正式決定に。その際にもらった「準備するものリスト」を見ると、買い物をしなくてはならないし、大量の名前づけ作業をこなさなくてはならない。ひさしぶりに苦手な裁縫と格闘である。入れてからは楽になるのだろうが、仕事がふえて三月は大忙しだ。入園まで、あと一か月足らず。ママの宿題は間に合うのだろうか。

2006年03月09日(木)  ヘレンウォッチャー【松竹本社編】
2002年03月09日(土)  映画『カンダハール』

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