2006年11月13日(月)  マタニティオレンジ28 バリアフリーを考える

「バリアフリー」という言葉はずいぶん普及したけれど、自分が「バリア」に直面して初めて、その必要性を痛感する。昨日届いたベビーカーを押して、初めて電車でおでかけ。取扱説明書は「エスカレーターでの使用禁止」をうたっているけれど、エレベーターがなくてはどうしようもない。エスカレーターもないところは、ベビーカーをかついて階段を上り下りしないといけない。今日はファットバーニング(脂肪燃焼)のクラスで踊った後、大江戸線で去年まで勤めていた広告会社のある青山一丁目へ。元同僚とランチをし、メンバーを替えてお茶をし、内祝いを手渡す。通勤で何度も使った経路で帰ろうとして、「乗り換え駅、エレベーターあったっけ」。エレベーターの有りなしを意識して利用していなかったので、思い出そうとしても、思い出せない。結局、大江戸線で都庁前まで行き、エレベーターで上下して両国方面行きに乗り換え、春日で下りる。

春日駅の大江戸線から三田線への乗り換えにはエレベーターが使えないので、地上に出て、自宅までひと駅分歩くことに。30分の道のりは持たないかもと思い、春日駅上にそびえるシビックセンター(文京区役所)の子育てひろばで授乳とおむつ替え。利用登録ついでに見学もさせてもらう。親子で遊べるスペースや1才からの託児スペースがある。こういう拠点があるだけで、ずいぶん助かる。不安や孤独や閉塞感のバリアも取り除いてくれそうだ。今まで当たり前だったことを、支えられて成し遂げる、そのありがたみを感じる。

2003年11月13日(木)  SKAT.2@Wired Cafe

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