2006年05月11日(木)  さよなら交通博物館

今週末14日で閉館となる神田の交通博物館へ。開館して85年、現在地へ移転して70年目だということで、古くからのファンやわたしのようなミーハー者で大賑わい。平日の午前中でこの人出ということは、今週末はすごいことになりそう。入場券の券売機も行列。チケットはみどりの窓口またはびゅうプラザでも買えて、こちらは大人260円と50円おトク。

一度も行ったことがないのに訪ねる気になったのは、ご近所仲間で鉄道ファンのT氏の影響も大きい。急勾配の山道を電車がスイッチバック方式で走る電車を見て、「スイッチバックとは」とT氏に解説を受けたときのことを思い出す。T氏情報で、四階にあるレストラン「こだま食堂」(店内は新幹線登場前の東海道線を走っていた「つばめ」や「こだま」といった在来線特急列車の食堂車を模してある)にてカレーが食べられると聞いたのも来館動機に。カレーブログのネタになるかもと目論んだものの、開店の11時と同時に長い列がつき、断念。

「交通」博物館と言うからには、バスや飛行機や自転車の歴史も展示されているが、主役はやはり鉄道。19世紀からの「座席の変遷」をたどりながら実際に腰掛け、メモを書いたりするのも楽しい。各地の路線を走り、役目を終えて博物館で休む機関車には「ご苦労様」と声をかけたくなる。子どもの頃に何度か連れられた大阪の交通博物館の頃の記憶がふと蘇ったりもする。

圧巻はパノラマ模型運転場のデモンストレーション。6m×20mのジオラマに朝が訪れ、日が沈み、再び夜が明け、車両区から次々と特急や在来線が旅立ち、帰ってくる。各電車の実況解説つきの20分は、見ごたえたっぷり。夜になると灯る明かり(遊園地の観覧車も光りだす)、ぐんぐん速度を上げてすれ違う新幹線に、見守る老若男女から歓声のようなため息がこぼれる。閉館直前ということで黒山の人だかりから湧き起こる大きな拍手が、けなげに走った電車たちに贈るスタンディングオべーションのようで、涙がこみ上げた。

交通博物館はさいたま市に移転し、2007年10月14日(鉄道の日)、鉄道博物館として開館予定とのこと。

2005年05月11日(水)  段ボールから発掘 BarNoneみっけ!

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