2005年03月25日(金)  傑作ドイツ映画『グッバイ・レーニン!』

リクエストしたレンタルDVDを自宅に届けてくれるTSUTAYA DISCASの第2便で『天国の日々』と『グッバイ・レーニン!』が届き、『グッバイ・レーニン!』を先に見る。同級生、同僚、家族、映画関係者などあちこちから「面白い!」の声が聞こえてきて、とても気になっていた作品。しかも、東西ドイツ統一の頃のことを描いているというので個人的な興味もあった。統一前の東ドイツに行ったときに意気投合したペンフレンドのアンネットとは統一をはさんで文通を続けていたので、「東から見た西」には親しみを覚えていたりする。東ドイツに行ったのは二十年も前のことだったけれど、はじめての海外旅行だったので何もかもが強烈に印象に残っていて、映画を観ていると「こんな感じだったなあ」と懐かしさが押し寄せた。

この作品は、東西ドイツ統一を極めて日常的な視点からとらえているところが面白い。瓶詰め食品、普段着、壁紙……毎日使うものが微妙にして決定的に違う。選択肢は少ないよりも多いほうがいいし、質は悪いよりも良いほうがいい。なのに、昔の時代に逆行せざるを得ない状況を作ってしまった設定がうまい。さらに、逆行すると見せかけて新たな歴史を作る展開へ持って行き、ある種のおとぎ話に仕立ててしまったところがお見事。台詞も映像も遊びごころいっぱいで、感心することしきり。

2002年03月25日(月)  脚本はどこへ行った?

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