2004年11月12日(金)  何かと泣ける映画『いま、会いにゆきます』

■渋谷の渋東シネタワーで話題作『いま、会いにゆきます』を観る。「タイトルの意味がわかった瞬間、しびれる」といろんな人が言う意味がやっとわかった。『シックスセンス』よりも驚きと感動があった。映画館を出てから会う人ごとに「よかったですよ。でも中身は言いませんから見てくださいね」と話す。すでに原作を読んでいる人は「泣けるよー」と絶賛。岡田恵和さんの脚本もうまいが、市川拓司さんの原作、着想がすばらしいのだろう。市川さんのデビュー作「Separation」(ドラマ『14ヶ月』原作)は友人・さちよちゃんのダンナさんの運営するサイト、アルファポリスで連載され、出版された。力のある作家さんなんだろうなと想像する。早速、映画の原作も読んでみるつもり。■「何度出会っても惹かれあう二人」という話は大好きで、『楽園』(鈴木光司)や『One』(リチャード・バック)は繰り返し読んだ。ダンナにも『いま、会い〜』をすすめたが、「夫婦がもう一度恋に落ちるんだよ。素敵でしょー」と言っても、現世でババを引いたと思っているフシのあるダンナは乗ってこない。知人男性いわく「30代既婚の男がいちばん泣けるらしいですよ。あんな恋愛したかったなあって」。そういう涙もあったのか。主演の中村獅童さん、竹内結子さんは、何度恋に落ちても初恋に見えるような、しっくりくる組み合わせ。だからこそ観客はすんなり劇中の恋に寄り添えたのかもしれない。ポケットに手をしのばせるシーンが好き。竹内結子さんは今までに観た作品でいちばんキレイだと思った。

2002年11月12日(火)  棗
2000年11月12日(日)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)

<<<前の日記  次の日記>>>