|
2005年05月04日(水)
「まったくレベルが低くて嫌になる」
ガタン、と。普通に開けただけなら鳴らないような音を鳴らして扉の向こうから姿を現したフェイに、テッドは思わず足を止めた。 タイミングが良いのか悪いのか、フェイはテッドを一瞥しただけですぐに足早に甲板へと続く階段を上る。 その眼がどことなく不機嫌そうだったのは、気のせいだろうか。 直後に同じ作戦室からフェイの名を呼んでリノが顔を覗かせたが、諦めたように溜息を吐くと再び部屋の中に消えた。 その一連の光景を計らずも目撃してしまったテッドは、どうしようか迷うように暫く立ち尽くし、そして小さな息を吐き出すと特に焦った様子もなくフェイの後を追った。 「どうしたんだ?」 「・・・・・・テッド、か・・・」 甲板の手摺りに腕を乗せて海を眺めているフェイの背中に声を掛ける。 他人をいちいち気にするなんて自分らしくないと思うが、フェイがどこか不貞腐れているようにも見えたから。 そうでなければ落ち込んでいるのか、何かを諦めたのか。 「別に・・・大したことじゃない・・・」 疲れたように肩を落としたフェイは、一度空を仰ぐとテッドを振り返った。 その表情は不貞腐れているのでもなければ、落ち込んでいるわけでもない。 寧ろ、何かを見限ったような。 「軍主、辞めようかな」 「何でだよ」 「何かね・・・・・・微妙にズレてるんだ」 皆と、僕が。 それを今のこの時ほど感じたことはない。 「ズレてるって・・・何が?」 「それがわかれば苦労しない」 「・・・・・・でも、大丈夫だろ?お前は今までちゃんとやれてたんだし」 ふと口元を歪め薄い笑みを浮かべたフェイに、テッドは思わず眉を顰めた。 それは今までテッドが見たこともないような、氷の冷たさを思わせるもので。 船が風を切る音が、波の砕ける音が、二人の周囲を包んでいる。 その中でフェイの唇がゆっくりと言葉を形作っていった。 なのに、音が煩くて聞き取れない。 『本当に、話にならなくて嫌になる』 僕は君達と見ている世界が違うんだね。 ---------------------------------------------------------------------- 「心の底に溜まっていた5つの台詞」 配布元→ 遙彼方様 フェイの本性って何なんだろうと思いつつ。掴めない人です。 本日は「コンスタンティン」を観てきました〜。 事前の予備知識無しで観てみたら次元を超越した話でついていくのに必死でした。 好きな人は好きそうだなと。 その前に「宇宙戦争」の予告でミランダ・オットーが出てきて「エオウィン!」と心の中で叫んでしまった私は一体どうすれば。 でも「キングダム・オブ・ヘブン」のオーリはレゴラスとは思えない。 彼は現代物よりああゆう古代とかの歴史がかったものが似合いますねー。 そして映画終わった後に階段降りようとしてこけました。 は、恥ずかしかったよー! **拍手お返事** >4日23時 ティルとリオンの話を楽しみにして頂けて有難う御座いますー! もう本当にのろのろと進めておりまして、自分でもいつ終わるんだかわかりませんがそう言って頂けるととても励みになります。 優先順位は割と上の方にある筈なのに、次々とその上に積み重なってしまいまして簡単には手がつけられらず・・・ゲフゲフ。 と、とにかく頑張ります・・・! |