日記雑記
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2005年09月18日(日) 「48(よんぱち)DVD」について。

中秋の名月です。
今日は一応部活動があったので、学校で友達と二人で団子を食べました(笑)。
コンビニで売ってる安い串団子でしたが、美味でした。


突然ですが。
話を聞いてうわあと思ったのが「よんぱちDVD」。アメリカでは「EZ-D」という名で売られていたそうです。

買って開封すると48時間の間は自由に見られる廉価版のDVDです。日本では600円ぐらいでコンビニで売り出しているようです。時間が経つと化学変化で読み取りができなくなる仕組みになっています。

早い話が使い捨てのDVD。

案の定というか、アメリカでは環境活動家方面からの非難が相次いで、一部では取り扱わないことを決めた店もあったとか。

そういう経緯を考慮したのでしょう。日本での発売に際しては、「環境に対する配慮も充分に行っており」という謳い文句が付いていました。
曰く、使えなくなったディスクを、無料で送れる封筒をつけて回収するとのこと。ディスクはリサイクル商品として再生されるのです。

回収率がどこまで上がるかという問題はこの際置くとしても。
リサイクルさえすれば、環境に対する配慮が充分だといえるでしょうか?

3Rという用語があります。高校の現代社会でも出てくるようなことばです。
リデュース、リユース、リサイクルという三つ。
リデュースはごみのもとそのものの減量。リユースは再使用、修理して使うとかビール瓶を洗浄して使うとか。
リサイクルというのは本当はその後に来るべきものなのです。

環境に対する配慮というのなら、48時間のために生み出されるディスクの原料とかエネルギーとか、そもそもそれ自体をカットすることから始めなければならないと思うのです。
一枚のDVDをレンタル用に使えば、そんな原料もエネルギーも要らないはずなのですから。現に今までがそうだったのです。
言ってしまえば、そんなもん作るな、とうことです。

誰だか知りませんが、何だってこんなものを考えついたんでしょうね。
環境問題への意識って、まだまだ低いところもあるんだなーと感じる瞬間です。
問題意識を持っている人が、今はたくさんいるのに。企業側からこういうものを差し出されると呆れてしまいます。
普及する前に消えていく企画になることを祈ります。

個人的には、わざわざ使い捨てのDVD作品を買ってくる人も少ないんじゃないかななんて楽観的に考えています……考えたいです。

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