昨日友達がすっごい落ち込んでて 一緒にセンパイのトコで酒飲んでた。
彼はあたしに近寄らない。 あたしが席はずして帰ってきたとき彼女のそばにいた。
彼女があの人と関係のナイ人やったら 好きになってたと言った。
あの子ホントにかわいいよね。って言った。
「っていうか好きですよね?」って聞いたら 誤魔化した。
セックスしてる間はりさちゃんのこと好きだよって言った。
抱きついたらうざがられた。
一緒の寮にいて、一緒のベッドに寝れるのはあと一週間。 次のトフルのために金曜しか会わへんって言われたから 実質あと1回。
その一回も、寮の移動の日やから泊まっていいか分からない。
「じゃぁ今日は泊まってって慰めてもらいぃ」 のあたしの言葉に、彼は嬉さを隠せていなかった。
あたしはこの子が大好きやし、きっとこれから大学で1番の友達になると思う。 次の部屋一緒にした。
魅力がある。 人をひきつける。
昨日だけで10回くらい泣きそうになった。 涙は出なかった。 友達に言った自分の言葉を思い出す。 涙が出るとかでないとか、悲しさには関係ないよ。
「彼はあたしを好きにならない。」 「彼が好きなのはあの子。」 「錯覚を事実と認めるな。」 「あたしが誰かより好意をもらうコトはできない。」
それらを全部、自分の中にしみこませる。
そうじゃないと苦しい。 足掻くのは趣味じゃない。
久しぶりに腕を切った。 こっちでカッタァを売ってるところは見たことないから 包丁で切った。 すっごい切れ味の悪いぎざぎざの小さな包丁。
血なんて殆ど出なかった。
再びリスカで救われたと思ってしまった。
もう一度やりたいと思ってしまった。
誰もいない場所を見つけるのはプライバシーのナイ寮ではムリで 最近は屋上で時間を浪費する。
音楽を聴いたり ただ空を眺めたり 大概は自分を押し込める。
何が苦しいの、って聞かれても 何に悩んでるのって言われても それが何かがわからないまま落ちていくから、どうしたらいいかわからない。 ただ自分を貶める。
あたしが幸福と思える時間なんて、自分で壊していくから手に入らない。
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