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空想妄想いろいろ日記
青木カナ
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2006年09月16日(土)
ベッドとソファ、アームチェアはよかった

 13時に汐留でお昼を予約していたので、午前中に上野に行くことにしました。
 朝食はビュッフェ。そして荷物をまとめ、9時半ごろ出ます。上野で荷物あずけて国立西洋美術館に到着したのが10時すぎかな。はじまったばかりのベルギー王立美術館展です。

 美術館に着いたときにはわりと空いてるかな? と思ったのですが、地下の会場に行くとやはり土曜日、それなりに混んでいました。
 今回はベルギー絵画の流れをブリューゲルからマグリットまで追ったもの。目玉はブリューゲル(父)(?)の「イカロスの墜落」ですが、これって、タイトルで想起する画面とはかなり違っています。だいたいイカロスなんか、画面右なかばに小さく出てるだけ。それも海から突きでた足って形で。前景で耕作に精をだす農民も、一段したに描かれた羊飼いも、たぶんこの絵が描かれた16世紀の衣装(これはよくあることですが)。でもこの画面構成や、海の青に目をひかれてしばらくじっと見ていました。

 先日、ロンドンで見た企画展でも思ったことなんだけど、配置−対比などで見せてくれると楽しいです。今回はルーベンスの本作とドラクロア(フランス人ですが)の模写を並べた「聖ベネディクティウスの奇蹟」があったし、1881年発表の案ソールの「ロシア音楽」と1883年のクノップフの「シューマンを聴きながら」を並べてあるのが面白かった。この二枚、
「サロンで音楽演奏したり聞いてる、なんかすごく似てる!」
と当時話題になったそうですが、今ならべて見ると
「同系統の舞台だけど、それだけじゃない?」
と思いました。

 一番新しい作品はマグリットのもの。最後の展示室の特権的場所には「光の帝国」がありました。湖? のほとりの家、夜の雰囲気、街灯がひとつともっている。でもその上に広がる空は晴れ渡る昼の空。
 あれ? これはたしかにとっても有名だけど、わたしが実作を見たのはブリュッセルだっけ? と思ったら、同じタイトル・テーマで何枚も制作されたものの最後の一枚(依頼による)だそうです。
 で今日調べてみたら、ああ。やっぱりヴェネチアにあった。運河に面したペギー・グッゲンハイム美術館で見たという記憶はたぶん、間違ってなかった。

 マグリットって絵とタイトルの関係がわざとねじってあったりしますが(有名なのはパイプの絵を描いておいて「これはパイプではない」とつけるとかね)、なかには友人につけてもらったのもけっこうあるそうです。「光の帝国」もそのタイプ、という記述を見つけました。

 さて、けっこう真面目に見ちゃったのでもう一軒行くのは無理かな。と、西洋美術館の常設を見てから汐留に向かいました。
 目指すは昨年できたコンラッド東京。yちゃんと合流して4人で宿泊(ツイン2部屋ですが)するついでに、メインダイニングのゴードン・ラムゼイでランチしようというわけです。

 コンラッドについてのコメントはまあ、翌日まわしにするとして。
 ゴードン・ラムゼイはわりとリーズナブルでした。ランチコースが5000円の次は15000円?! とびっくりしたけど実際にはその下のもあるし、アラカルトも可能です。高級ホテルのメインダイニングとしては意外なお手頃感が。

 で、食事はおいしかったんだけど、フロアの幅が狭くてちょっと・・・・・・でした。わたしたちは真ん中の列にあるテーブルでしたが、やけにたくさんいるサービススタッフがたえずすぐ横を歩き、eちゃんは向きが悪かったのか4回は椅子を蹴られたという話。落ち着かないよ。同じ列にあるテーブル同士もかなり近くに配置されているし。食事はよかったけど、早めに窓際奥のテーブルでもおさえられないかぎり再訪はなさそうな感じです。

 ごはんを食べているうちにチェックイン時間が来たので部屋に行くことに。
 しばらくだらだらして、夕方のんびり外に出ました。部屋に置かれてるDVDデッキの音がいいし(eちゃんは昨日買った谷山浩子のアルバムをかけた)、テレビもかなり大きいのでなにか調達しようと思って、近くにあるというWAVEが強いて言えば目的地です。

 お昼をたっぷりいただいたのでベトナム料理店でちょっとだけ食べてホテルに戻りました。まずはわたしが買ったDURAN DURAN(なつかしかろう)のビデオクリップ集を鑑賞。これはまあ、雑談しながらでしたが、yちゃんが買った"The Promise"が・・・・・・爆笑だった!! すごいありえない! 真田広之も出演のチェン・カイコー作品ですが、いや、
[絶世の美貌を与えられた代わりに真実の愛を奪われた女、そして三人の男]
というイメージや雑誌に載った宣伝なんかで思い描くものとは違ってて、しかし4人で見ることでツッコミまくりでしたので楽しみました。いやー、久しぶりに
[これってさー、あんまりにもたくさんのひとがかかわってあんまりにもいろいろ手を入れちゃって、できあがってみたら”やっちゃったね”って出来。に久々に遭遇]でした。

 すでに試写で見ていたyちゃんがなぜDVDを買ったかというと、絶世の美女・傾城をつけねらう無歓(ニコラス・ツェー)の美しさにやられたからだそうです。衣装・振る舞いはミッチーみたい、そしてお顔は若かりしころのマッチを洗練したみたいなかれを、わたしたちは「マッチ王子」と呼びつつ鑑賞いたしました。

 わたしは書店で『さよなら絶望先生』5巻、そして「ドナドナ」の秘密に迫る! 『ポップミュージックで社会科』を買いました。