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Nekomar's Diary

2007年06月12日(火) 先生に会いに

のん、幼稚園の時。
年少〜年長クラスまで、
途中2度のクラス替えがあったにもかかわらず、
偶然にも同じ先生に三年間見ていただいた。

H先生。

H先生は、のんの年少クラスの頃にご結婚されて、
のんが卒園と同時に、退職された。
そして、今、もうすぐ4ヶ月になるお子さんがいる。

現在は、我が家から一駅分行ったあたりにお住まいなのだが、
ご主人のお仕事の都合で、少し遠くまで引っ越すという。

のんの幼稚園のお友だち、Kちゃんのママが
卒園後もH先生と連絡を取り続けていたのだが、
「引っ越す前に一度遊びに来てください、と言われたから
のんちゃん、一緒に行きましょう!」
と誘ってくれた。

なんと嬉しいお誘い!ありがたい!

実は……。
ちょうど1年くらい前も、そんなお話しがあった。
その頃、のんと年長で一緒のクラスだった女の子は
かなりの人数、それぞれで先生のお家にお邪魔したらしい。

だがしかし。

ちょうど1年くらい前、のんは学校で少し疲れ気味だった。

同じ幼稚園の子が誰もいない状況。
特に仲間はずれになるわけではないが、
特別に仲の良い子がいない。
幼稚園の頃のように、ずっと一緒に過ごしてきた子がいない。

それはそれ、仕方のないこと、と、私は考えたし、
だから敢えてのんにそれを言ったりしなかった。

でもやはり、のんはそれを言って、とても残念がったし、
学校では決してつまらなさそうにしているわけではないが、
それでも、やはり緊張して疲れたりしていたのは よく感じた。

だから、1年前「一緒にH先生のところに遊びに行こう」と誘いを受けた時
私はのんに相談せず、こっそりと断った。
今は、H先生や幼稚園のお友だちに会う時期ではない、と判断したのだ。


だから、今回のことは本当にありがたいお話しだった。
のんも、「幼稚園に帰りたい」という気持ちからではなく、
H先生のことを懐かしく想うようになっていたし、
赤ちゃんを産んだという話を私がすると、会いたいー!と言っていた。


学校から帰ってすぐに支度をして。
Kちゃん親子と自転車を併走させて、一駅分、20分ほど。

H先生のお家に。
4ヶ月のMちゃんが抱っこされている他は、先生はまったく変わりがなかった。

少しはにかんだように笑う、のん。
頭をなでてもらって、大きくなったねぇ!と言われ、嬉しそうにする。

むつも。
H先生が知っているのは、年少クラスで泣いていた、むつ。
こんなむつや、こんなむつ
「むつちゃんが、年長さんですか!」と、本気で驚いていた。あはは。

子どもたちが先生に色んな話をして過ごすか…と思いきや、
何故か赤ちゃん用のオモチャで大はしゃぎの子どもたち。

結局、H先生とKちゃんママ、私の3人で、幼稚園の頃の話や
赤ちゃんの育児の話などで盛り上がり、
あっという間に予定していた1時間が過ぎてしまった。

みんなで写真を撮らせていただいて、おいとまする。
「またねー!さようならー!」と手を振る、のん。
ああ、でも、きっと。

手紙は出すことは出来ても、もう会えることはないかもしれない。
それが、きっとのんは分かっていないんだなぁ。

人との別れって、ダメだ。弱い。


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