のんたちのクラスに、図書館から借りた本を運び込む日。
「団体貸し出し」と言って、団体登録をしておくと、 図書館の本を50冊、1ヶ月借りて学級文庫としておいておくことが出来る。 図書館から先週、学校宛てに配送してもらっているので、 それをクラスに運び込むのだ。
休み時間のチャイムが鳴ると同時に、本の入ったコンテナを持って入る。
「あっ!本だー!」 「また持ってきたの?」
などと、わらわらと子どもたちが集まってくる。 先生が、「図書係の人、手伝ってー」と声をかけてくださる。 数人の女の子が、コンテナから本を棚に入れる作業を手伝ってくれる。
「これなにー?」 「これしってるー!」
手に手に本をとって、騒がしい…もとい、にぎやか。 手伝ってるのか、なんなのか。
あれ?我が子は…? みると、まったく図書に興味を示さず、友だちとあやとり。
・・・ま、まぁいいんだけど。
見ると、図書に集まってきていない他の子も、 あやとりやけん玉、お手玉をしている。 うわーー、なんか、楽しい教室。
図書の確認も終わり、 じゃあね、とのんに声をかけて教室を出ようとすると、 先生に引きとめられた。
「おかあさん!あやとり、出来ますか!なに知ってます?」
えええっ。 いや、あんまり思い出せないのです…。 えーっと、と、のんに教えたゴムなんかを披露。 でも、先生は当然もうご存じ。 うーーん。
勉強して出直して参ります。
のんの担任の先生は非常に楽しい。 とても熱心で、とてもはりきっていて、 私たちにも「これ、わかりますか!?」と聞いてくるので、 お会いするたび、気が抜けない。
先日の個人面談では、銀杏のオスとメスの実の見分け方を聞かれた。 ・・・みなさん、わかりますか?
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