14時にむつを迎えに…マンションから出ようとしたら、ぽつり。
あらららら。 急いで傘を取りに玄関に戻る。 あっという間に雨が降り出した。
がーーーーん。
しまった。のんに、傘を持たせなかった。 朝早い時間に見た天気予報で、夜に降り出す…とかなんとか 書いてあった記憶があって(定かではないけれど) 結局、登校時、傘を持たせなかった。 (どっちかというと、登校時に傘のことなんて考えてなかった…)
しかたない。 むつの傘と一緒に、のんの傘も持ってマンションを出る。
むつのバスが到着。迎えてから、一緒に学校に向かう。
むつは最近買ったばかりの傘で、 さして歩きたくて仕方ないものだから、 ウキウキしながら歩いていく。
ワンタッチの傘が嬉しくて仕方ないむつは、 歩いていても「ばしゃっ」とさしたり、閉じたりを繰り返し。 最後には私に怒られる。「ちゃんとさして歩きなさい!」
学校の門に着くと、ちょうどチャイムが鳴ったところだった。 そう言えば、私は下校時刻の様子を見るのは初めてだ。
チャイムが鳴り終わると、小さい子どもたちが出てくる。 ああ、先生が出ていらしたから、1年生だ。
1年生の下駄箱は、校庭をはさんで正面。 下駄箱の前でみんなで並んで、「さようなら」と挨拶している。
それで解散になるらしい。 門が開いたので、むつに傘を持たせてのんのところまで行かせることに。 さすがに、親が入っていったのでは…と、 私としては配慮したつもりだったのだが、 のん、むつを置いて一直線に私に向かって走ってくる。 「おかあちゃーーん!かさーー!!」
「あっ!○○○○(のんのフルネーム)ちゃんのおかあさんだ!」と 子どもたちも口々に。 いやーーん。はずかしいーー。
むつが、困った顔で傘を持ち、のんのことを追いかけて走ってくる。 でも途中で「のんちゃんの妹?かわいいー」などとお友だちに声をかけられ、 ちょっと良い気分で、しゃなりと立ち止まってみたりする、むつ。
むつに「かわいい」はネコにマタタビ。
みんなで傘をさして、列になって歩いて帰る。 むつは、のんのお友だちにいろいろ話しかけてもらって、上機嫌。
私は列からはみ出した子どもや、車道に飛び出しそうな子どもたちに 声をかけながら(…と書くと穏やかそうだが、実際は汗だく)帰宅。
下校だけでこんなにくたびれるものだったか。 あーー。 今度から、傘は絶対、持たせよう。
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