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Nekomar's Diary

2006年06月01日(木) のんも、むつも、危ない。

いやはや。
今日の日記は・・・。なにから書くべきか。


まず最初に事件を起こしたのは、むつである。

あらためて言うほどのものでもないが、我が家はマンションである。
4軒で1フロアになっていて、
我が家の玄関前からは直線で10メートルほどの廊下。
まあまあの広さがあるので、
子どもたちは意外と、そこを行き来して遊ぶこともある。

10mほどの距離を行ったり来たり。
むつの補助付き自転車で行き来するにはちょうど良い幅がある。
ぬいぐるみを乗せたバギーを押して歩いたり。

そして、10m先の端っこを曲がったところには、非常階段がある。
いつも私は「あんまり端まで行かないのよ」「階段は危ないからダメよ」
と、言ってきたつもりだった。


だがしかし。
今日。私が生協の品物を玄関に運び込んでいる間、
むつは一人でいつもの通り行き来して遊んでいた。

突然、すごい音。ギャーーッ、と泣き声。
一目散に端まで走ると、半フロア下の踊り場に、仰向けに倒れて泣き叫ぶ、むつ。

血の気が引いた。

額を打ったらしい。
口からも血が出ていたが、それは唇を少し切っただけのようだ。
額は、「どうしたの!」と抱きかかえる間だけで
すでにぷーーっと膨らんで、見事すぎるほど見事なたんこぶ。

あああああああ。

抱え、他のところにケガがないか見る。
本人を落ちつかせ、どのように落ちたか、どこが痛いかを聞く。
幸い、後頭部は打っていないらしい。
額の部分だけを「痛い」と指す。

とにかく、部屋に運び込み、冷やす。
見る間にたんこぶは小さくなるが、ものすごい色になった。

どうもベビーカーを押して、下の階に行きたかったらしい。
「ベビーカーで降りたことなんて無いでしょう、
 階段には行っちゃいけないと言ったでしょう」

つい責める口調になってしまう。
いやいや。違う。
今日ももう一度、さらに注意するべきだった。
荷物を運びながらも、端の方に向かうむつに声をかけるべきだった。
後悔先に立たず。

ひくひくと泣くむつをなだめつつ、冷やす。
ずっと冷やしていると、児童館にのんを迎えに行く時間だ。

今まで何度か、むつが「待ってる」というので置いて迎えに行ったことも
あったのだけれど、
今日はもしも、万一、むつの容態が悪化することがあったら大変。
連れて迎えに行く。

むつは痛がっているので、早くのんを引き取って帰ろう。


・・・むつを連れて児童館内にはいる。

「のんー!(実名)」と呼ぶ。出てこない。
ホールを見る。いない。
図書室を見る。いない。

えっ。

児童館の裏に小さな公園がある。
何度か、のんはそこで遊んでいたことがあり、
「外で遊ぶの?大丈夫なの??」と聞いたりしたことがある。

ただ、今まで私が見た時点では、高学年の子も何人も遊んでいて、
こじんまりした、住宅に囲まれたように見える公園で、
児童館のホールからも見える位置なので、
「とにかく、一人で遊ばないように。できれば館内で遊ぶのよ」
と言っておいたのだが。

今日もそこにいるかもしれない、と、むつを連れて見に行く。

・・・・・。いない・・・。

途方に暮れていると、年配の女性が、お孫さんと思しき
小さい子をブランコに乗せて遊ばせている。
私が子どもの名前を呼んで、探している様子を見て、
「あっちの方にお子さんたちが何人か居たけれど」と
団地の入り口を指して教えてくれた。

ありがとうございます、と教えてくれた方角に向かう。

・・・・・・・・・・・。いた。

同じ1年生の女の子2人と、男の子1人。そして、のん。
団地の入り口に当たる1階〜中2階の階段状になったところで、
のんが上がって、外側の塀に腰掛けている。
団地の向こう側は、もう道路である。児童館とは何ら関係のない敷地。
車も走っている。

ちょっと・・・・。

100歩譲って、塀の部分は「塀」と言っても2メートルもないものなので、
特にそこから落ちてケガ、などという心配はしない。

問題は。
「児童館に行く」と言って遊びに出ていたはずの娘が、
ここで、なぜ、遊んでいる??

私の顔を見て、察知したらしい。素直に降りてくる、のん。
「どうしてここで遊んでいるの、ここは児童館じゃないでしょう」
と言う声で、他の3人の1年生も降りてきた。

3人はぞろぞろと、児童館裏の公園に戻る。

のんを連れ帰る。

私は怒り心頭である。

おかしいじゃない。なぜ、あなたは「児童館で遊ぶ」はずなのに、
あんなところにいるの?
どうして館内で遊べないの?
あそこで遊んでもイイと思ったの??

のんはさすがに、言葉少な。

4人で遊ぼう、と公園の方に出ていって、エスカレートしたらしい。
それは、何となく想像がつく。
けれど、ダメだ。

「ここで遊ぶ」と親に言った場所と違う場所で遊ぶなんて、
まだまだ、10年早い。
しかもこのご時世。
先日も、学校から「登下校時、子どもたちを見守るように」と通達が出たばかり。

それなのに。なぜ、我が娘は。
大人の目が届かない、しかも団地の入り口などで遊んでいるか。

まだ腫れている、むつの額を冷やしながら、懇々と説教。
途中「わかってるよ、わかったよ」という態度と口調をしたので、
私の大雷が落ちる。

そのあたりで父ちゃん帰宅。
父ちゃんにも話を聞いてもらい、父ちゃんからものんに言い聞かせてもらう。

のんが風呂に入っている間、児童館に電話をして、
公園がどこの持ち物なのか、管轄は何処なのかを確認する。
すると、児童館と併設はしてあるが、
特に児童館の先生が見て回るわけでもなく、
結局自己責任、各自の判断で外に出て遊ぶことになっている、と言う。

それならば、しばらくの間、のんは「児童館に行く」時には
公園で遊ぶことは厳禁としよう。

もっと日にちが経って、きちんと私に報告した場所で遊べるようになったら、
公園でも良いだろうけれど、
今のように友だちに流されて、知らない団地内で遊んでいるようなら、
児童館に行くこと自体、やめなければならないよ、と、のんに言う。


・・・のんは、分かってくれただろうか。

次の児童館に行く予定は、来週の火曜日。

もう一度「館内で遊ぶこと」をしっかり約束すれば、大丈夫なのだろうか。
それとも・・・。



むつにも、のんにも、疲れた一日。
なんだか・・・のんにはがっかりだ。
そんな、遊ぶ為の場所でないところに入り込んで遊ぶなんてこと、
我が娘は平気でするんだ、と、痛いほどわかった。

気持ちがぐったりしてしまう。


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