子どもたちが帰宅したら、急いで着替えさせて、 そのままバアバのお家へ。 夕方、雨が降るという予報だったので、車で送ってもらってもいいように 歩いてゆく。
大人がひとりで歩くと15分くらいの道のり、 のん&むつを歩かせて行くと30分以上かかる。
しかも・・・
この4月以降、当然ながら平日は幼稚園なので、 こんなに長く子どもたちと歩く機会は、 むつが入園する前に比べて格段に減っている。 なので、比較するのは最近の日曜日とか、そのあたり数回なのだが、 むつが、このところ素直に歩かなくなっている。
「手を繋ぎなさい」と言っても、素直に繋がない。 別に何があるでもないところで立ち止まり、ついてこない。
まぁ、そんな時期もあるだろう、ととりたてて怒ったりするでもないのだが、 「ほら、早くしないとジイジもバアバも待ってるよ」 などとちょっと急かすような事を言うと、
「わかってる!!」
と怒り出す。
ああー、のんもこんな時期があったなぁ、などと 気楽にかまえているのだが、 どうも私のその態度も、今のむつには気に入らないらしい。
するとのんが出てくる。
何事かをむつの耳元でつぶやく。 うん、うんとむつが頷き、 なぜか2人でとても仲良く、手を繋いで歩き出す。 「なんて言ったの?」と聞いても教えてくれないが、 なにやらのんには魔法の言葉があるらしい。
ふーーーーん。
お母ちゃんには内緒の、2人だけの決めごとがあるのか。
これも良い事、良い事。 ここはのんに素直に「ありがとう」と言っておこう。 これから、さらにお年頃になったら、もっとこんな事が増えるのだろうか。
バアバのお家では、金曜日と言う事もあって、 心おきなくゆっくり遊び、夕食もお世話になる事に。 ただ、遊びすぎて夕食は一口食べたところで寝てしまう、のん。 うんとたくさん食べて、ご機嫌で愛嬌を振りまく、むつ。
もちろん、帰りの車の中で、むつはぐっすり寝てしまった。
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