のんを見送り、家事を済ませて、よし、今日は散歩に出よう。 朝、起き抜けにしっかりオシッコ1回分出たから、 少し長めに散歩しても大丈夫だろう。
…そうなのだ。 トイレトレーニング中というのは、散歩するにも気を遣う。 のんの時には、生後3〜4ヶ月のむつも連れていたから、 やたらなところのトイレにも入れない。 何度、お店やコンビニのトイレを借りに入ったことか。
その時期だけは、公園や広場などの、 トイレがあまり整っていないと思われるところは、 できるだけ避けて外出するようになったものだ。
今回も、やはりトイレには気を遣う。 どこに行こうか…。 図書館にしよう。 ほどよく歩く距離だし、トイレは綺麗だし、安心して行かれる。 よし、そうしよう。
と、決めたところで、9時ちょっと過ぎ。 いきなり、オシッコを漏らすむつ。 あららららら。 いやーん、いつもは朝出ると、次は11時頃なのに。 ま、これで安心して歩いていられるか。
家を出る時、むつは当然のようにバギーを押してくる。 「くたびれたら乗れる」のが、最高に気に入っているらしい。 じゃあ図書館に行こうか、と歩き出す。
途中、むつが「こっちに行きたい」と商店街に寄り道したり、 「川が見たい」と親水公園の方を通ったり、 ずいぶんたくさん歩いて、到着。がんばったねぇ。
一度漏らすと、やっぱりきちんと1回分出ないらしい。 間隔が短くなりやすいので、 図書館でも何冊か読んだら「じゃあトイレに行ってみようか」という感じで 30分ごとに2度ほどトイレに行く。 素直について来てくれるのが救い。
でないねー、うん、でない、と言う会話をくり返し、 じゃあまた30分後くらいに…と、児童室に戻ったその時に、 「おかあちゃん・・・おちっこ、でちゃった・・・」 あらららららら。 いやーーん。
仕方ない。非常用のオムツをはかせ、タイツをはかせて、図書館をあとにする。 帰りは楽々、バギーに乗ってかえる、むつ。 片道で、寄り道も含めて1時間近く歩いてくたびれたか、 家に着く頃にはぐっすり寝てしまった。
のん帰宅とほぼ同時に目が覚めて、2人で遊ぶ。 ああ、なんて理想的な時間の使い方でしょう。
これでトイレが完璧なら…って、言ったら贅沢か。
ただ、夕方のウンチはきちんと「でる!」と予告してトイレに。 すごいぞ、むつ。がんばれーー!!
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