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Nekomar's Diary

2004年05月19日(水) 参観日に、血の繋がりを考える

いきなりですが。
私は「幼稚園が嫌いな子ども」でした。
(サイト「モノローグ」にも書いているとおりです)

部屋から園庭に出る時、靴が蹴飛ばされて遠くに行ってしまったと泣き、
園庭に出れば隅っこで泣いていて、ちょっと走れば転んで泣いて、
遊具なんて、ひとつたりとも満足に登ったりしたことがなかった気がします。

・・・そんな私の、血の繋がった子どものはずなのに。
のん。

本日は、参観日でした。私は「5月生の誕生日」にご招待いただいたので、
新年度になってから子どもたちの様子を見るのは2回目ですが、
ほとんどのママさんにとって、今年度初めての参観。
(昨年度の初参観の様子)

園に着くと、着替えなどをすませた子どもたちが園庭に出てくるところ。
わらわらと走って集まり、クラスごとに並び、朝礼が始まる。
園長先生のお話があって、たけのこたいそう。

その後、クラスごとに園庭を「お散歩」。

一通りお散歩がすむと、これまたクラスごとに遊具などの前に。
のんのクラスは、「たいこ橋」なる、アーチ状になっている梯子のようなもの。
それを登って、反対側に降りる。
するするする。あっと言う間にのん、終了。
…ほへーー。

「じゃあ、みんな終わったからメリーゴーランドやろう!」
先生の声で、わーーーい!!と子どもたちが隣の遊具にうつる。
球形の、回転する遊具である。
子どもたちが約20人、思い思いに組み付いて、登る。中に入る。
中でしゃがんで待つ子どももいる。

そして、我が子は…………。
ギョッ。
なんとその球形のてっぺんにいる。
ええええええ。

前述したような子どもだった私は、こういう遊具があった記憶はあるが、
絶対に登ったりなんてしなかった。
もしも、「これに入って」と言われたら、
一番下の心棒のところをしっかり握ってしゃがんでいたことだろう。

「回すよーー!!」先生が声をかける。
ええええ!!
せ、せんせい…我が子がてっぺんにいるんですが、回すんですか!!
ああああ!!そ、そんなに早く・・・。
ひゃーー!きゃーーー!!
子どもたちの歓声。のん、私とむつに手を振ってくる。
やめてぇぇぇぇ!!手を離さないでぇぇぇぇ!!

お友達のママが声をかけてくる。
「のんちゃん、すごいねーー!!」
いや、私も心底凄いと思います。
親バカというより、もはや血のつながりを感じないです。

その後は走って部屋に戻り、折り紙を使った制作。
みんなが制作帳に貼り終わるところまでで、参観終了。

ああ…。今日はなんて心臓に悪いものを見てしまったんだ。


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