本日は、幼稚園で「お餅つき」。参観日になっている。 昼までに全員分のお持ちを用意する為に、朝登園した順に餅をつかせる。
去年の話を聞くところによると、 バスを降りて、着替えなどの準備ができた子からどんどん餅をつかせる。 自分の子の順番に、間に合わなかった保護者も居たという。 小雨の中、自転車で急いだ甲斐あって、かなり早く園につく。
ああ、それなのに。 それなのに、なかなか、のんが餅をつく順番が回ってこない。 それ以前に来ているのに、待っている保護者も多数。
どうやら、小雨が降ったり、止んだりの為に、 餅をつく場所、園児を待機させる場所などの設定が上手くいっていないらしい。
なにより、園児たちが無駄に寒い外でぼーーーーっと待たされている。 寒い。ここ数日中、一番と思えるほどに寒かった。 予報の17度なんて、とんでもない。10度無かったと思う。
やっとこさ、のんの順番が回ってきた。 が、杵をひとつき…もしない。 先生と一緒に杵を握って、餅にくっつけるようにして、オシマイ。 ありゃーーーーー。
時間が無いから?と思ったが、どうやら「年少児だから」のようである。 その後の長児は、先生と一緒に数回杵をふりおろしたりしていた。
・・・それなら・・・。あんなに長く待たせなくても…と思ったり。
むつの怒りは半端ではない。 「腹が減りました!!!!餅は、いつもらえるのですか!!!!!」(むつの心の叫び)
ぐずった末、せっかくお餅が配られた時には、むつ爆睡。
お餅の入ったお弁当箱が、それぞれ子どもに配られて、 みんなで普段のお弁当の時と同じように「いただきます」をするらしい。 「♪おべんと、おべんと、うれしいな♪」
あ、カメラカメラ。写真を撮ろう…と、カメラを出して、ふと顔を上げると、 あれ。のんの姿が、席にない。 「……よくかんで、こぼさないように、……」子どもたちの声がそろう。 のんは?のんは?? あ。いた。 部屋の前の方で、ぶー、ぶーーー、と鼻をかみ、 堂々と前を通過してゴミ箱に捨てに行っていた。 ・・・。
「お子さんと一緒にお餅をどうぞ」の声でお弁当箱をのぞくと、 確かに、かなりたくさん入っている。 おお。 「食べていい?」と聞くと、のん、何やら歯切れの悪い返事。 「全部食べるの?」と聞くと、「食べる」という。 …。ま、むつも寝ているし、いいや。
のんの席はちょうど他のママさんも通る道筋にあったので、 少し離れて見ていると、おお、のん、餅を食べる食べる。 美味しそうーー。
オマケに、役員さんが配ってくださる「おかわり」まで、 「欲しい!!」と手を挙げてもらっている、のん。 えええ。そんなに?大丈夫か?
ちょうど終わり頃、むつも目を覚ました。 「もう食べられない」と気がついたのんの弁当箱から、 むつ、お醤油の餅をもらって食べて、ご満悦。良かったね。 参観終了。
のん、父ちゃんが帰宅して、お餅つきの話。 弁当箱に残っていた「おみやげ」のお餅も、食べてもらえた。 「ええ?これ、のんがついたの?先生でしょう?」とわざと聞く父ちゃんに、 「のんちゃんがついたの!こうやって!!」と示すのん。
あれ…? そうか。こっちから見れば、杵を触らせてもらっただけの気がするが、 のんにしてみれば、「のんがついた」という感じなのか? いい思い出に、なったの…かな?
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