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Nekomar's Diary

2003年07月10日(木) 葬儀

               7/10の日記は、祖母の葬儀に関してです。
               話自体、晴れやかなものではありませんし、
                   公開自体の是非も考えたのですが
                    あくまでも「育児日誌」として、
                のん&むつが経験したこととして、記録し
                    Web上に公開することにしました。

朝、6時30分に出発。

寝たままでとりあえず乗せて…と思ったのだが、
のんはやはりトイレに行かないとならない。
結局、バタバタしているウチにのんもむつもすっかり起きて、出発。
のんは何度も「車でお出かけ」「長時間」
「ベスト(チャイルドシート代わりの安全ベスト)をつける」を
経験しているので心配なかったが、むつはもしかすると初めての遠距離。
ハラハラしたが、意外にご機嫌で乗っている。

用意したコンビニのオニギリを「朝ご飯」として車内で食べる。
いつもなら、まだ寝ている時間なのに、
のん、すごい勢いで1つをぺろりと平らげる。

…いつもなら、パンであっても2かじりくらいで
「もうおなかいっぱーい…。たべられない…」などと言うのに!!!

「のん、すごく良い子だねぇ、普段ののんちゃんはどうしたの?」と
父ちゃんが聞く。
するとのん、「悪い子のんちゃんは、おうちに置いて来ちゃったの」だと。

その後も「よい子のんちゃん」フル稼働。
斎場は宿泊もできる施設になっていて、
父ちゃんと同じくらいの年齢の「孫」たちはほぼ全員そこで宿泊していたので、
すでにそろっていた。

到着して早速「可愛い〜」などと声がかかり、ご満悦の2人。
制服に着替えると「可愛い〜」靴を履くと「可愛い〜」と言われ、
ちやほやされて、すっかりご機嫌な、のん。

ひ孫にあたる、のんと同じ立場の子どもは、
小学校5年生の男の子と、もうすぐ2歳の女の子、そしてのん&むつの4人で、
もうすぐ2歳のRちゃんはとてもはにかみやだったので、
話題を独占の、のん。
何しに来たんだか、控え室では興奮してちゃらちゃら踊ったり。

ただ。
今日の説明は、のんにきちんとしてある。
式が始まったら、きちんと座っていることを言っておく。
…が、むつもいることだし、しばらくしたら控え室に戻る覚悟はしていた。

結果。
のん、式の間ずっときちんと座れました。
焼香も、父ちゃんと一緒に、きちんとできました。
心配していたむつは、式が始まって10分で「あー!」と一声あげたので、
私が抱っこして入り口付近に立つと、ほどなく眠り始めたので、
そのまま席に戻り、私も(むつを抱っこのまま)お別れがきちんとできました。

ありがたい!!!

お別れの時、棺に花を入れることに。
のんに死に顔を見せることは、少し躊躇したけれど、
結局のんにもお花を入れさせる。

のん、とても落ち着いて、黙ってみているので、とりあえず、
何かする都度に説明をする。
「こうやって、最後にお花で飾って、寂しくないようにするのよ」
「今までご苦労様、ありがとう、これからも見守ってください、と
 お祈りするのよ」
など、など。
どの程度理解できたかはわからないけれど、
「死んでしまうと、動けなくなってしまう」と言うのは見てとれたろう。

初七日法要まですませ、斎場をあとにする。
祖母が倒れるまで住んでいたおうちに、お骨を運び、
みんなで仏壇にお参り。のんも、お線香をあげた。

順番に座布団に座り、お線香をあげていく姿をじっと見ていたむつ、
最後の人があげ終えたあと、いよいよ自分、と言う感じで
すっと座布団に座ろうとして、場を和ませる。

帰りは渋滞に巻き込まれ、3時間半も車の中にいることになり、
むつは1時間以上泣くことになったり、
親2人は泥のように疲れた1日だったが、
のんを連れて行ってやれて、良かったと心から思う。

祖母に、合掌。


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