7/10の日記は、祖母の葬儀に関してです。 話自体、晴れやかなものではありませんし、 公開自体の是非も考えたのですが あくまでも「育児日誌」として、 のん&むつが経験したこととして、記録し Web上に公開することにしました。
朝、6時30分に出発。
寝たままでとりあえず乗せて…と思ったのだが、 のんはやはりトイレに行かないとならない。 結局、バタバタしているウチにのんもむつもすっかり起きて、出発。 のんは何度も「車でお出かけ」「長時間」 「ベスト(チャイルドシート代わりの安全ベスト)をつける」を 経験しているので心配なかったが、むつはもしかすると初めての遠距離。 ハラハラしたが、意外にご機嫌で乗っている。
用意したコンビニのオニギリを「朝ご飯」として車内で食べる。 いつもなら、まだ寝ている時間なのに、 のん、すごい勢いで1つをぺろりと平らげる。
…いつもなら、パンであっても2かじりくらいで 「もうおなかいっぱーい…。たべられない…」などと言うのに!!!
「のん、すごく良い子だねぇ、普段ののんちゃんはどうしたの?」と 父ちゃんが聞く。 するとのん、「悪い子のんちゃんは、おうちに置いて来ちゃったの」だと。
その後も「よい子のんちゃん」フル稼働。 斎場は宿泊もできる施設になっていて、 父ちゃんと同じくらいの年齢の「孫」たちはほぼ全員そこで宿泊していたので、 すでにそろっていた。
到着して早速「可愛い〜」などと声がかかり、ご満悦の2人。 制服に着替えると「可愛い〜」靴を履くと「可愛い〜」と言われ、 ちやほやされて、すっかりご機嫌な、のん。
ひ孫にあたる、のんと同じ立場の子どもは、 小学校5年生の男の子と、もうすぐ2歳の女の子、そしてのん&むつの4人で、 もうすぐ2歳のRちゃんはとてもはにかみやだったので、 話題を独占の、のん。 何しに来たんだか、控え室では興奮してちゃらちゃら踊ったり。
ただ。 今日の説明は、のんにきちんとしてある。 式が始まったら、きちんと座っていることを言っておく。 …が、むつもいることだし、しばらくしたら控え室に戻る覚悟はしていた。
結果。 のん、式の間ずっときちんと座れました。 焼香も、父ちゃんと一緒に、きちんとできました。 心配していたむつは、式が始まって10分で「あー!」と一声あげたので、 私が抱っこして入り口付近に立つと、ほどなく眠り始めたので、 そのまま席に戻り、私も(むつを抱っこのまま)お別れがきちんとできました。
ありがたい!!!
お別れの時、棺に花を入れることに。 のんに死に顔を見せることは、少し躊躇したけれど、 結局のんにもお花を入れさせる。
のん、とても落ち着いて、黙ってみているので、とりあえず、 何かする都度に説明をする。 「こうやって、最後にお花で飾って、寂しくないようにするのよ」 「今までご苦労様、ありがとう、これからも見守ってください、と お祈りするのよ」 など、など。 どの程度理解できたかはわからないけれど、 「死んでしまうと、動けなくなってしまう」と言うのは見てとれたろう。
初七日法要まですませ、斎場をあとにする。 祖母が倒れるまで住んでいたおうちに、お骨を運び、 みんなで仏壇にお参り。のんも、お線香をあげた。
順番に座布団に座り、お線香をあげていく姿をじっと見ていたむつ、 最後の人があげ終えたあと、いよいよ自分、と言う感じで すっと座布団に座ろうとして、場を和ませる。
帰りは渋滞に巻き込まれ、3時間半も車の中にいることになり、 むつは1時間以上泣くことになったり、 親2人は泥のように疲れた1日だったが、 のんを連れて行ってやれて、良かったと心から思う。
祖母に、合掌。
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