HOME


Nekomar's Diary

2003年07月03日(木) あさごはん

朝、のんが「朝ご飯食べない」と言い出した。
体調が悪いわけではない(と思う)。
ただ、眠いのだ。

のん、寝起きはそれほど良くない。
2歳代までは、昼寝から起きると1時間近く泣くことも珍しくなかった。
今はさすがに泣くことはないが、ぶーっとして、だらだらして、
まるで「ワタシィ、低血圧なんでぇ」とでも言う生意気な高校生くらいの感じ。

…許せん。

私は台所のカウンターに入って、お弁当を作り続けながら話をする。
「朝ご飯食べないと、幼稚園行けないんじゃない?」

「………いい。」

「?幼稚園行かなくていいの?」

「………うん。」

「バスにも乗れないし、遊べないよ?Tくんとも会えないし。」

「……いい。」

あらあらあら。
これは初めてだ。うーん、どうするかなぁ。と、弁当を引き続き詰めながら、

「うん、わかった、じゃあお休みする?」

「…うん」

自分としては、この展開、非常に反省。
こんな安易に「休む」という言葉を持ち出しては、いけないなぁ。
最後の最後にしなければ。
「簡単に休める」という感じを持たれては、いけない。

時間的にはまだまだ余裕がある。
かなりゆっくり用意しても大丈夫なように朝起こしてあるので、
この会話をしてから30分後にのんが用意し始めても、充分間に合う時刻だった。
ちょっとした賭。

お弁当の準備完了して、今度は私の朝ご飯。
カウンターの上は見えないので、のんはお弁当が準備されているのはわからない。

・・・。
しばらく、時間が経過。10分もなかっただろう、その間、のんも私も無言。
のんが口を開く。
「ご飯食べて、幼稚園行く。」

ヤッター。ココロの中で小さくガッツポーズ。でもちょっと反省。

朝ご飯を食べながら、それとなく、何か「イヤになる要因」となる、
変化が幼稚園にあったのかと話を向けてみる。
が、特に何もナシ。
ただただ、単に、眠くてゴロゴロしていたかっただけらしい。
(本当にそうだといいけれど)
そして、幼稚園は病気でも何でもない時に、休めないんだよ、と話をする。

食べている最中、むつが目を覚ます。
ガバリ!と体を起こし、のんが持っているパンを見て、
「あーーーー!!!!」と、口を大きく開けて、
「私!!私の分は!?ありますか?とりあえず口に入れてください!」
とばかりに走ってくる。

…こちらは、寝起きが良すぎ。


さて。
今日は、院長先生が亡くなって、初めてのプールだった。

どうなっているか心配して向かったが、
普段と全く同じように、病院自体が動いていて、
(病院とは別棟にある)プールのカギも開いていて、普通に泳ぐことができた。

とりあえず、しばらくはプールも続けられるらしい。
ありがたい。
Aちゃんママ、Tちゃんママといろんな話もして。
これから病院がどうなるんだろう、なんて世間話までして、帰宅。

ただ、完全な「密葬」ということで、お花のひとつもあげられないのが寂しい。
いつの日か、のん&むつと一緒に手を合わせられればいいのに。


 < 過去  INDEX  未来 >


まー [HOMEPAGE]