HOME


Nekomar's Diary

2003年07月02日(水) 鎮魂 / 七夕

朝から、気分が落ち着かない。
昨夜の訃報のショックが後を引く。
朝の支度の間も、のんのお見送りに行っても、
自分でもわかるくらいに、言葉が出てこない。

結局、いろんな事情により、密葬という形をとられるらしい。
その為に、本当の近親者、知っている人以外には、
全部済ませてから知らせる方針らしい。
…と、昨夜遅くまでメールをやりとりしていたAちゃんママから聞かされる。

私の気持ち、宙ぶらりんのまま。
お通夜、告別式というのは、残された人間の気持ちを整理する為に、
必要なものなのだなぁと感じてみたりする。

…このまま家で悶々としているのも気持ちが悪く、
また、明日のプールがあるかないかもとても気になったので…と理由をつけて、
午前中、「むつの散歩」と、病院の方まで行ってみる。

・・・。
「小児科休診」と張り紙がしてある以外、普通に診療している。
内科にかかる患者さんが、結構たくさん。
車もたくさん止まっている。
隣の先生のご自宅の方まで、ぐるりと回る。
何も張っていない。
・・・。

何事もなかったかのように、時が動いている。
昨夜のショックが、まるで1ヶ月も前の話だったかのような、軽い錯覚。

…。
ゆっくり歩きながら、のんとむつの出産に関して、
院長先生との関わりに関してを、自分なりに思い起こしながら帰宅する。
そうすることで少しだけ、気持ちが落ち着いて。

のんが帰ってきた時には、すっかり元気になりました。

今日はのん、大荷物。
七夕の笹を持って帰ってきた。
お飾りをたくさん作って、それもカバンにいっぱい詰めて。
「飾るの!!」と大はりきり。

年少クラスなので、ほとんど先生が作ったらしいフシが見られるお飾りだが、
「ここと、ここはのんちゃんが書いたのよ」と胸を張る。
ノリをつけたりもしたと言う。
「織姫と、彦星は7月7日の日に会えるんだって」などと、ミニ知識まで。

お願い事の短冊も書いてあった。
ひとりひとりに聞いて、先生が書いてくれたそうで。
のんのお願い事は…。

「あんぱんまんのぬいぐるみがほしい」
・・・。

あんた、そんなこと言ってたことないじゃん。とココロの中でツッコミ。
オマケに、
「これ飾っておいて、サンタさんに見てもらったら、
 クリスマスにもらえるかな?」

それは、違うぞ、のん。


 < 過去  INDEX  未来 >


まー [HOMEPAGE]