今日は、のんの幼稚園、願書提出の日。 8時30分には幼稚園に行きたいので、いつもより少し早起きの朝。
受付が8時30分。受付順に面接をするという。 よって、遅く行けば行くほど、面接をするのに待つことになる。 むつはばあちゃんに頼んで置いていくつもりなので、不在の時間は短くしたい。
のんには昨日から、今日の話をいろいろしてきた。
今朝もご飯を食べながら、面接の話など。 「のんだけでお教室に入って、先生とお話ししたりするんだって」 そこがいけなかった。 「…お母ちゃんは、教室に入らないの?」 「そうだよ」 「…のんちゃんも、はいらない!お母ちゃんと一緒にいる!!」 …しまった。
のんはよく言う、「ママにべったり」の子どもではない。 今回だって、私は「ひとりで」というのに引っかかるとは思わなかったから、 そんな話をしてしまった。 まずい。 「幼稚園に行かない」の一言が出たら、連れて行くのに難儀することになる。
とりあえずは「そう」とだけ返事をして、それ以降は幼稚園の話を避ける。 避けながら速やかに支度をするが、何となく機嫌が悪い。
ばあちゃんが8時過ぎに来た時も、憮然としている。 靴下ひとつ履くのにも、髪をとかすのにも、やる気を見せない。だらだら。 ようやく、「帰りに、ばあちゃんへのおみやげでおやつを買ってこよう」というひとことで、やる気を取り戻すのん。
むつが気付かないうちにと、そーっと出発。(すぐに気がついただろうけれど)
自転車を走らせて、10分。無事に着く。 門を入ると先生が整理券を配っている。28番。
しばらく「控え室」となっている教室で待つ。 ままごとやブロックなどの遊具が出ていたので、少し手を出したがすぐにやめて、 教室から出て、家形の大型遊具で遊び始める。 他に、女の子が2人遊んでいた。 すぐに仲良くなって「朝だ〜夜だ!」などと言いながら、窓を開けたり閉めたり。
順番が近づいてくる。 「そろそろだよ」と声をかけたら、意外に素直に、おともだちにバイバイ、と。 ガラス張りの教室をのぞくと、3人ほど入っていて、先生と話をしている。 「あっ。みんな、1人で入るんだねぇ、ママはこっちで見ているんだ」と言うと、 「のんちゃんだって入るよ」と。よしっ。
願書を提出して、私だけ部屋から出る。 ガラス張りで、様子は見えるが声は聞こえない。 名前と、年を言っているらしい。 先生が手元の、丸・三角・四角が書いてある用紙を見せて、何か聞いている。 手を上に出して、グー、チョキ、パーをしている。… ああ、入りたい!!
少しして、のんが私を呼びに来た。 今度は私が横に座って、願書の内容確認。
「では、○○組のお部屋で園長先生に入園許可書をもらってください」 !おお。これで、終わりか!
あっけなく、部屋から出る。 これで入園、決まりだ。あー!! 指定された部屋では、願書をもう一度出して、今回の選考料と入園料などの 諸費用を支払い、判子をついた領収書をもらった。
面接の部屋からでたのん、 「もういちどあれ(大型遊具)で遊ぶ!」などと言っていたが、 領収書のあとにもらった、幼稚園からのおみやげ(本とお菓子が入っていた)を持つと、 「早く、早く帰ってばあちゃんにこれ見せよう」と言いだし、すんなり帰宅。
帰宅する寸前から、雨がぽつぽつ降り出した。 ぎりぎりセーフ。 正味1時間の不在。むつがどうしているか心配だったが、 玄関を開けると、むつがばあちゃんに抱っこされて、飛び跳ねんばかりに 喜んでくれた。 ただいま。 一仕事、終わったよ。
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