独白「文字式」

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2005年10月05日(水) 短歌日記(四国空想記(その3))

 気がつくと、旅日記の更新がアホみたいに止まっている。このまま打ち切りだと尻切れトンボなので、がんばって書き続けてみる。
 「ムーンライトながら」に乗って名古屋に到着したのが朝6時近く。事前にリサーチしていた「びっくりみそかつ弁当」を購入し、駅のベンチで食べる。朝の味噌カツはうまかったが、やはり弁当はご飯が冷たくて辛い。こういう朝はなにか暖かい飲み物が必要であることを実感する。JRを降りて、なぜか名鉄に乗り込む。事前にリサーチしていたスーパー銭湯に行くためである。熱いお風呂に入ってゆっくりしたいなあ、どうせなら温泉がいいなあ、と思って場所を調べておいたのだが、さらに電車に数十分乗るのが、よくよく考えるとばかばかしい。
 目的地の尾張横須賀駅に到達。スーパー銭湯まで散歩気分で歩く。関西のほうの私鉄沿線の町並みは、みょうな重たさを感じて好きだ。古い感じが素晴らしい。10分ほど歩いて待望のお風呂。わーい。すこしぬるいけど。休憩所もビールも無かったけど。まあ、朝だからしょうがないであろう。
 温泉を出て再び名古屋駅に向かう。身体もほぐれてきて再び眠くなる。温泉が良かったのかなあ、背中がなんだかやけに軽い。
 なーんだ、背中にしょってたはずの荷物がないんじゃん、って、まずい!
 電車の中に荷物を忘れてきたのである。あわてて名鉄名古屋駅まで走る。このままでは旅が終りかねなかったのだが、幸い車庫に電車が止まっていたらしく、すぐに荷物をゲットすることが出来た。
 自らのうっかりぶりに苦しめられた名古屋であったが、もうひとつ忘れてたことがあった。それは、友達へのお土産購入である。大阪、高松といろんな人に会うのに、まったくもって手土産を買ってなかったのである。てなわけで、名古屋で愛・地球博(テーマパークとしては大成功だろう)グッズとか物色する。
 実は、高松で会う予定の友人(男の子)からは「その日は丁度、30歳になるので、事前にお祝い品を持参するように」と厳命をいただいていたのだが、「花束でも買ってってやろうか」なんて考えているうちに、すっかりそのことも忘れていた。そこで、人生の区切りにふさわしいように、と「あなたも幸せになる**の法則」みたいな本を購入してみる。
 思った以上にばたばたした名古屋下車だったが、いよいよ最初の目的地、大阪へと向かったのであった。

短歌
・先生の見たことの無い歯磨きに荷棚の上で震えるタオル


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