独白「文字式」

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2005年09月24日(土) 短歌日記(四国空想記(その2))

 旅のスタートは、20日深夜のムーンライトながら(夜行の各駅列車)である。サンドイッチとビールを買って、窓際の席でくつろぐ。満月が見えて綺麗。夜の電車は寂しいねえ、なんていいながら物思いにふける。
 30分ほど電車に乗っているうちに、ビールが効いてきて眠くなる。このまま眠りたい〜、なんて思っていたのだが、まだ駅員さんが切符を見に来てないので必死で耐える。ビールの投入が早すぎたか、と少し後悔。
 ようやっと駅員さんに切符も見せたので、安心して眠りにつく。各駅夜行列車の一人旅は、隣に誰が座るかも大事なファクターなのだが、少なくともへんてこな人ではないので一安心。(ちなみに、後ろの席に座ってた人は、怖そうなおっさんであった。眠っているときに後ろからガツンと蹴られたら嫌だな、と余計な心配をする。)
 さあ、眠ろう、と思っていたのだが、周りが騒がしくて眠れない。若い学生集団(大学生かな?)がはしゃいで大声で話をしていたのである。うるせーなー、消えてしまえ、と思いつつ、つい話し声を聞いてしまう。夜中は恋愛相談が良く似合う。
 とはいえ、元来どこでも眠れるので、しっかり眠る。ふと目が覚めるとそこは夜中の浜松で、停車時間を利用して伸びとかしている人を眺めつつ。夜行列車も悪くないなあ。

短歌
・海岸で無くなる恋を餌にして栄養過多の各駅停車


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