オリオンレコードの袋とか持っちゃって。 じゃらじゃらと付帯物をたくさんつけて。 絶対おっさんになったらはけないような、細い皮パンはいてるような。 いかにもな「とっぽい兄ちゃん」が、隣で本を読んでいた。 一目で恋におちるかと思いました。
いや、本なんか大嫌いで、電車の中で居眠りしてるだけの人も好きなのです。(何でもいい) なんとなく、私はシチュエーションに限りなくリビドーを燃やす人だと思う。フェチ…?
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そんなお兄さんの隣で、故・頼藤和寛先生の人生応援団を読んでいました。 この人のためだけに、K女受けようとすら思いました。 亡くなったことが、これほどまで悔やまれる人は、私の生活の中であんまりいません。
「人生応援団」ってのは、産経新聞に掲載されていた人生相談のタイトルなのです。 先生の答えは、見る人によっては茶化されている、もしくは煙に巻かれていると感じるだろうけれど、私は、ためになると思ったクチです。 いわば、発想の転換。 読んでいてぷっと吹き出すような妙な答えが魅力です。 言われてみればそうだよなあと思えてきてしまう、ポジティブなような、悩みを自分から一度切り離してみる考え方を、人は、知るべきだと思う。 真剣に考えて、悩みの袋小路にはまって、いっそのこと死ぬかとまで思いつめるくらいなら、思いつめるくらいに真剣に考える頭があるのなら、す、っと頭の中から切り離して、悩むのを一時停止しても良い。
それってもともとの根源はこうだろう?みたいな、そういう話をすらっと毒として吐かれているので、むかつく人は読まないほうが良いかもです。 私にはこの毒が心地いい。 毒に癒される。 軽快な文章だから、普通の読み物として面白いのです。 ただし、言葉を標語みたいに机の前に貼り付けるには向いて無いような…。
悩みを、笑い飛ばしたい人へオススメしたい本です。
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