あたろーの日記
DiaryINDEXpastwill


2005年12月03日(土) ちょっとパニ。

 旧暦11月2日。
 『落語名人会夢の勢揃い』(京須偕充・文春新書)を読み終える。
 ソニーミュージックで三遊亭圓生や古今亭志ん朝といった噺家のレコードを作成した名プロデューサーの回想記。これがとてもてとても面白かった。ご自身と落語の関係を幼少時から書き起こし、社会人になっていつの間にか引き寄せられるように落語をレコード化する仕事につき、そして圓生が渾身の力を込めて吹き込んだ『圓生百席』を生み出すに至るまでが特に面白い。図書館から落語のCDをせっせと借りてきてはiPodに入れている近頃なので、その背景についてちょっとお勉強しとこうと思って読み始めたのだけど、この、名プロデューサーの人間観、人生観、芸人観に、はまりこむようにして読んだ。圓生の人柄や、芸に対する思い入れを、この京須プロデューサーの文章を通して読むべし。
 圓生、志ん生、文楽、小さんが生きていた頃に私も生まれたかったなあ、なんて思ったりする最近、でもでも、再びブームで活気づいて、若手の噺家がどんどん登場している現代にいるのもなかなかお得かも、なんて。落語は何度かブームになったり、元気がなくなったりを繰り返してきたそうで、で、今もブームで盛り上がって、で、きっと、今落語ファンになった人達の中で、これから先もずっと落語ファンのまま歳取っていく人達もいるんだと思えば、流行やブームといったものも悪くない、と思う。新しいファン層を開拓したのだもの。かく言う私も、ドラマで落語ブームが来る少し前に落語に目覚めたので(天の邪鬼だから、テレビに影響受けたくないわけです)、ほとんど流行に乗ったようなもの。ただ、残念のは、それがもう少し前なら、志ん朝の高座をじかに見ることが出来ただろうに、ということです。ああ、残念です。ほんと残念。

 まだ足首が痛いので、今週はジョギングできなかった。ちょっとイライラ。中途半端はいけない。一時ダーッと運動しておいて、突然動かなくなるのが良くない。一気に体重がリバウンドしちゃうんじゃないかって。・・・幸い、自転車通勤はできるので、反動はさほどなし。でもねえ。。。こうしている間にも、時間はドンドン過ぎていってしまう。。。
 ちょっと、頭の中で、整理の着かないことがあって、あーでもない、こーでもない、と、逡巡するのも疲れてしまうので、MTBで走りに行く。音楽聴きながら、頭を空っぽにしては、新しい空気を脳に呼び込む。部屋に閉じこもっていると、思考まで閉じこもってしまいそう。
 自分の日常に、突然何かが飛び込んでくると、かなり慌てふためいて混乱するのは、さすが30代半ばだ。20代ならばその変化を楽しんで受け入れる気力体力があったのに、今ではすっかり落ち着いて自分のペースが出来上がってしまっているので、突然のことにどう対処して良いものやら、ちょっとパニくってしまっている。けれど、自分の日常が、ずっとこのまま、なんの変化もなしに流れていくってこと自体、ほとんどありえないのだし、自分自身だってそれは望んではいないのだから、当然どこかで何かが起こることは予期していなければならないのだけど。
 バカというか鈍くさいというか、腰が重いというか、臆病というか、そういう自分に呆れる。
 もうこういう時は、ひたすら、本を読むか、落語を聴くか、自転車で遠乗りするか、ジョギングしまくるか。とにかく、何かに没頭して、没頭しまくってみる。新しい酸素たっぷり吸い込む。
 びくびくしないで、リラックスして、楽しい気持ちで前を向いて行こう。
 ・・・と、思いました。
 
 


あたろー |HomePage