あたろーの日記
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2004年12月23日(木) シンクロニシティ

 旧暦11月12日。
 朝から寒かった。この冬一番の冷え込み。身体でひしひしと感じる、肉を刺すような冷たい空気。セーターの上にフリース着て、足は極太毛糸の虹色ソックス、それからフリースの膝掛けを腰から下に巻いて、ハロゲンヒーターを身近に寄せて、でもまだ寒い。動けない。私の部屋、もの凄く寒い(-_-)ま、理由はいろいろあるだろうけど。。。
 
 2、3日前のこと。いつも会社の昼休み、集団行動が苦手&昼休みはさっさとご飯食べてしまって時間を有効に使いたい私は机で食事を済ませるのだけど、たまたまその日は同じフロアのとある女性の席に行って、一緒にご飯を食べた。なんだか彼女とおしゃべりしながら食べたい気分になったので。
「あ、そーだ、今朝新聞読んでてあなたに見せようと切り抜いてきたのがあるのよ、ちょうど良かった」
 と、彼女が言うのを聞きながら、社員食堂で買ってきたお弁当を食べ始める。で、確か、今売れている『電車男』の話から、ベストセラー本の話題になって、いつしかブックオフのことに。
 ブックオフと言えば、私は先日、白川静の『字通』が格安で売られていたのを、タッチの差で別の人に買われてしまったことをまだしつこく根に持っていたので、「あーブックオフと言えばですね、ちょっと聞いてくださいよー」と、「白川静の『字通』がですね・・・」などと始めたのですが、そうしたら、彼女の表情が固まった。
「・・・ちょ、ちょっと待って。あなた、今白川静って言った?」
 と言いながら彼女は机の下のバッグをごそごそやって、
「これ、今朝の新聞の切り抜きなんだけど」
 私に手渡したのは、なんと白川静の『字統』(『字通』じゃなく)が20年ぶりに大改訂して発売されたという平凡社の出版広告の切り抜きだった。
 まったく、驚いたのなんのって。こうして文字に書くとごく普通のありふれた出来事のようにしか表現できない自分がもどかしいのですが、あの時はお互いびっくり、狐につままれたような感じでした。私が彼女に白川静の話をしたのはその時が初めてで、それまでは白川の白の字も出してない。でも彼女はその朝新聞読んでいて、下の広告欄に目が行ったとき、これは私が興味を持ちそうな出版物だ、と思って切り抜いたのだそうです。しかも、彼女とはそれまでにたびたび本の話をすることはあったけれど、何かを切り抜いて持って来たのはやはりその日が初めてだったのです。
 普段別々に食事しているのにその日に限って一緒に食べて、食べながらおしゃべりの中でいつしかブックオフの話になって、会社で字典の話なんてしたことないのにたまたま思い出して話したところ、相手もたまたまその話題の著者の切り抜きを私のために持ってきてくれていたという・・・。
 これはシンクロニシティですな。
 


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