あたろーの日記
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2004年09月19日(日) つづき『山姥』

 旧暦8月6日。
 少し飲んでいるので毒舌ですが。
 昨日に引き続き、『山姥』(坂東眞砂子・新潮文庫)を読む。下巻はクライマックス。上巻に比べて人物の心情を緻密には描ききれていない印象。それよりも、衝撃のエンディングに向けて、場面がコロコロと変化して、文章を読む前に映像が頭の中に生まれて、それが先回りして読み手を待っているような感覚。それがいいのか悪いのかは私には分からないけれど、面白い目が離せない退屈しない、と思いながら、どんどんページをめくるも、同じ作品なのに上巻とは質が異なっていると感じるのはどうしてか。思うに作者も書きながらどんどん夢中になって、急いて、上から何か得体の知れない力に操られるように書き進めて行ったのでは。。。そう思わせるほど、クライマックスは一気に盛り上がり、めくるめく大団円(?)となる。上巻で見られた手の込んだ書き込みと異なり、下巻では何かに操られるように進んでいく物語。「物語」の力を感じ取りたければ是非『山姥』をお勧めします。
 昨日は映像と小説の異なることを生意気にも蘊蓄たれましたが、作者も、読み手である私も、どうしようもなく映像世代なのだと感じざるを得なかったです。上手く表現できないのですが。。。
 『イノセンス』のDVDが今月半ばに発売されたので、購入。スタンダード版でも4000円近くというのはちと痛い。しかも、自分がアニメのDVDなぞ買うというのが信じられないです。アニメって子供の見るもんだとばかり思っていたので。と言いつつ、この日記書き終えたらDVD見ます。
 ちなみに昨日、日記を書く前に、お酒をチビチビ飲みながら『夢』(黒澤明監督)を見てたんですが、ごめんなさい途中でやめてしまった。『どん底』とか『七人の侍』とか、黒澤監督の映画は好きなんですが、この『夢』はどうしても最後まで見れない。映像は綺麗だと思うんだけど(でも緊張感のないカメラワーク所々不満)どうしてあんなに退屈な映画作っちゃったんだろうって思う。。。お酒飲みながら見ててもつまらなくて消してしまう位だから、映画館で見ていたら私爆睡しちゃうかも。ここまで無礼なこと言えちゃうのは私が映画の素人だから?だけど、ホントにつまらないよ。。。「こんな夢を見た」で始まる個々のエピソード、監督が何かを伝えんとしているのだろうけれど、やはり、それが夢の中の出来事なのだと最初から知らされているのはつまらない。されど、レンタル代が勿体ないから明日最後まで見ます。


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