あたろーの日記
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旧暦閏2月27日。 3人が解放されて、次はやはりどんどん噴出する自己責任論。帰国する3人は針のむしろだろう。家族も。自己責任論議に拍車を掛ける小泉首相の発言。今後もイラクでの活動を続けるという意思表示をした元人質に対して不快感をあらわにしている。けれど、それでいいのだろうか、と疑問に思う。みんな、「あれだけ心配してやったのだからそれに報いよ」とでも思っているのだろうか。そういう意識が彼らを非難する人達の心の中にないだろうか。。。確かに、戻ってきたら3人は、しばらくはイラクへの渡航は自粛したほうがいいかもしれない。今現地では外国人を人質に取って交渉の材料にする方法が横行していると分かっているのだし、人質事件に巻き込まれる確率が高い中で本来の目的である支援活動は難しい。命を落としてしまっては元も子もない。・・けれど、彼らが、日本政府や自衛隊ができないことをやろうとしているのなら、今後状況を見て再びイラクへ行くことを、非難することは出来ないと思う。小泉首相は、イラクの問題は政府に任せよと言うが、政府が見落としていること、できないことがあるから危険を冒してイラクへ行く民間人がいるのだということも認識すべきだ。首相に国民の行動をそこまで非難して規制する権利はないのではないか。
アメリカのパウエル国務長官が日本のJNNの単独インタビューで、「イラクの人々のために、危険を冒して、現地入りする市民がいることを日本は誇りに思うべきだ」と語っている。その一部を抜粋させて頂きます。原文はTBS Newsi
・・・前略・・・ さらに日本の一部で、人質になった民間人に対して、「軽率だ、自己責任をわきまえろ」などという批判が出ていることに対して、「全ての人は危険地域に入るリスクを理解しなければなりません。しかし、危険地域に入るリスクを誰も引き受けなくなれば、世界は前に進まなくなってしまう。彼らは自ら危険を引き受けているのです。ですから、私は日本の国民が進んで、良い目的のために身を呈したことをうれしく思います。日本人は自ら行動した国民がいることを誇りに思うべきです。 ・・・後略・・・
と、その後は自衛隊派遣も誇りに思うべき、と続くのですが、その点は共感できないにせよ、パウエル国務長官のように、冷静に状況を判断して多角的に物事を見る眼というのは、大切ではないかと思いました。一連のイラク戦争でも、ネオコンとは距離を置きながら開戦に慎重であったパウエル氏の発言はいつも、戦争推進派のブッシュやラムズフェルド国防長官やライス補佐官とは一線を画し、彼らを牽制する役目を持っていたように思います。立場上慎重にならざるをえないことも多いとは思いますが、冷静な判断状況のできる政治家ではないかと感じました(ネオコンや中道派の争いなど、いろいろ複雑な事情については私にはよく分かりませんが)。
☆☆☆ 昨日から、大学の授業が開始されました。長い春休みだったなあ。。。まあ、ちょうど、会社の決算時期と重なっていたのでその点助かりました(笑)。 今学期は、週3日学校に通うことになりました。どうしても聴講したい先生の講義がいずれも18時15分からなので、会社を定時退社して自転車飛ばさないと間に合いません。必然的に会社で残業できる日が減るのですが、まあ、考えてみれば、残業すれば仕事が終わる、と考えるよりも、残業できないのだから定時までになんとかして終わらせる、と考えて仕事した方が、結局能率も上がるような気がします(と言っても能力が上がるわけではありませんが)。今までほとんど毎日残業してそれでもあっぷあっぷだったのに、急に無謀ではないか、とも思うのですが、今ここに勉強したいと思っている自分がいる、その「今」を大切にしたいのです。時期が来たら、時間に余裕が出来たら、と考えるのではなく、今勉強したいと思うなら、その今を活かすも殺すも自分次第なのだと思うのです。・・会社後、90分授業が2時限続くのは体力的にはちょっときついけど、気持ちはとても充実しています。
今日は授業後、先生としばらくお話させて頂いたのですが、図らずも、話題が、物事を多角的に、いろんな視点を持って見るという眼を養う、というテーマになりました。この情報化社会の中で生きる時、自分がどんな情報をどこから得ているのか、その情報の出所、根拠はどこにあるのか、ということを、常に気に掛けながら、偏らずにさまざまな情報を引き寄せ、自分の頭で判断しなければならないのだということを再認識しました。生命倫理の講義になりますが、こういう点を踏まえた上で、現代に生きる人間の、生命にまつわる考え方を探っていく、という面白い内容になりそうです。とても楽しみです。
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