あたろーの日記
DiaryINDEXpastwill


2004年04月11日(日) 無事に解放されることを祈って。。。

 旧暦閏2月22日。
 
 明日の朝起きたら、イラクで拘束された3人が無事に解放されたというニュースを、ようやく見ることができるだろうかという不安と期待。今朝起きて知ったニュースに誰もが喜んだのも束の間、今日1日はなんとも長く感じた。家族の方々の心労を考えると本当に気の毒としかいいようがない。24時間以内の解放を伝えたニュースからすでに21時間。現地の状況の複雑さを考えれば、まだまだ楽観できない。どういう情報がどこまで真実なのか、人質や家族はいつ安堵できるのだろうか。

 「外相ビデオ自衛隊部分の削除要求『反感あおる』と家族」朝日新聞の記事。川口外相が反抗グループに向けてメッセージをビデオに録画。その中で、自衛隊もイラク復興の為に派遣されているのだという主張を入れたため、人質の家族らが、かえって犯人を刺激して人質の不利になるので削除するよう要請したけれど外務省はこれを拒否。BBCなどで放送された。これに対してイラクの友好団体から「人質解放の道を閉ざす危険性がある」と警告があったそうだ。
 高遠さんの弟さんではないが、まさに人質家族と政府の「温度差」を感じずにはいられない。あまりにも鈍感で配慮を欠く。

 小泉首相に直接会いたいと人質家族が何度も希望しているのに、「今は会えない」というのはどうしてか。自衛隊撤退に応じることができないからか。そのつもりならそのように首相の口から家族に直接伝える位の気持ちはないのか。回転扉の事故で子供が亡くなった六本木ヒルズの現場に花束を持って行ったのは、国民の視線を意識した単なるパフォーマンスだったのか。現に今、命を反抗グループと日本政府の手の中に握られている人質の家族が、首相のすぐそばまで来ていて、しかも会いたいと懇願しているのに、それでもかたくなに会おうとしないのは何故か。例えば人質が政府高官の家族だったら、あるいは自衛隊員だったとしても、同じ対応をとるのか。

 今回の人質事件を巡る政府の、即座に自衛隊撤退拒否を表明し一貫して毅然とした対応を高く評価するコメントが、NHKで流れていた。終始一貫した政府の対応というのは確かに重要だけれど、だけど、その対応の根拠を考えると、それで良いのかという疑問がつきまとうのが今回の人質事件と自衛隊派遣問題。そしてただただ単純に思うのは、日本政府は一市民を救ってはくれないんだな、ということ。ダッカ事件の教訓、というのも分かる。政治は非情、というのもよく言われる。それもある意味では理解できる。
 だけど、それでもやっぱり、救える命なら最大限の努力をして欲しいと願っています。
 


あたろー |HomePage