営業の戦い(6/8〜10)  2005年06月10日(金)
営業とは、自社商品を、売る仕事である。

決して、肉体や、会社の接待費によって、成果を成り立たせているのではない。

私はまっとうに、仕事をしているよ。

では、久々に、営業員の一日を振り返ってみよう。


○6/8(水)
担当販売店が全面改装。陳列応援に行く。ライバル企業もみんな来ている。ドキドキ。


あっ。

売場取られた!!


(^−^) わああ。


○6/9(木)
所長命令で事務所。

資料作成、店舗の実績把握、店頭用POP作成。
やること多すぎ。
カタカタ。

( ̄〜 ̄)カタカタ。


所長「お前、簿記の試験はいつや」

マー「にちようびです。

所長「え! 受かるんか!?」

マー「うかりません( ̄〜 ̄)」


所長、目をひんむく。

「受かれ! 何としてでも取れ! 今日は事務所で簿記やれ!

はい。


終日、事務所で簿記。かりかり。




しかも日商3級。


高校生か俺は。


○6/10(金)
代理店の担当者と店回りをし、当社品を導入させ、売場もその場で改善提案を行なうという大切な一日。

店には、棚に隙間があったり、他社品の攻勢の切れ目があったり、季節商材で提案できるものがあったり、何かと、付け入るチャンスがあるものです。
それを、日頃、店に頻繁に出入りしている代理店の人と一緒になり、売場担当者に売り込みをかける。
1人より2人。協力合致で望みます。


わぁい。3店ともまあまあうまくいったぞ。

6/8に改装した店にも寄る。

他社品の嵐。

わぁ。どこにうちの商品が。

店長ー。店長ぅーーー。

「はいはい」

わけを聞いてもらい、他社品を削って当社品をその分、陣地拡大。許可さえ貰えばこっちのものさ。わはは。ざまあみろ。

夕方6時帰社、所長に報告。
「はよ帰って簿記やれ」「へい」「受かれよ!」「へい、へい」 もはや水呑百姓の根性。


夜11時、友人で新聞記者のタツ氏と食事。

今の司法制度では・・・凶悪性犯罪の常習とは・・・ 犯罪とは・・・ ううううう。
自分の奥さんと子供の首を切って殺す男の話。
東京と関西の成長速度とダイヤ過密について。
他社に記事をすっぱ抜かれたときのこと。
夕方17時を過ぎてからの警察での情報収集。
ナチュラル・ビューティ・ベーシック はオネエ系か否か。
性犯罪の由来。
犯罪心理を追求することと、事件報道の即時性、迫真性と。
掘り下げるための論理構造と、相手を言葉で縛ってしまう構造限界。
梅雨にふさわしい写真。
動物園。


沖縄料理の店で、真っ黒な麺類を食べたり、豚肉を召し上がった。タツ氏は研修2週間で現場に放り込まれ、広島→12月に愛媛。私は6ヶ月研修の後、10月に本配属で愛媛。まだまだこれからの人材。GDPとGNPの違いがわかりません。ばふっ。



しかし、会社に入って仕事を持つということは、自分の自由な時間に対する制限が非常に大きく付くということ。事実、私が昔の私のように、好き勝手に色んなことを考えたり思いを馳せられるのは、平日なら1時間半あるかないか。体力回復、茫然自失、睡眠間近などを含めると、まともに頭が働き、自分なりの論理を持って物事を考えられる時間は、1時間を切る。


こうやって周囲のこと、世の中についてどんどん無自覚になっていくことが、大きな無責任さへと繋がり、「もっと便利になれ」「快速を増やせ」と大衆化した一元的な右肩上がりの発想だけでものを言い、先日のJR尼崎のような脱線事故に至るのではないかと。

この無自覚にして、世の中全体を覆う恐るべきカルマ。どうする?抗う術は。一人一人が自覚的な変態となって、己の意思と快楽を、己の力で実現しようと動き出すほかはない。


だが圧倒的に時間と体力がなく、あったとしても、余暇と余力は、マスターベーションかプライベートな恋愛に費やされる!
東シナ海の権益に発想が至らない! マールブルグ熱に思考が及ばない! 雇用情勢と景気と熟練工の不在について考えられない! 世界や未来に志向が働かない!!! くそっ(>_<)


私は考えた。私の快楽とは何なのか。どうすれば、どのように使えば、私は私として此の世に立ち、自分の思考を他者とコミュニケートしながら生きていけるのか。まさか黙って墓石に潜れというのではあるまい。ううう。土は暗いよう。つめたいよう。ミミズが!うぎー。


自分の、根源的快楽。
その力の、他者への伝え方。

それがまだ手に入っていないため、私は絶大な混乱状況にあり、爪先は纏足少女のようにつんづまってキリキリだし、口の中は口内炎が。時間感覚のないままに年齢だけ重ねろというのか。快楽と伝達のプログラムを手にしたら。ああ。その日が来たら。いつ来てくれる。それに触れられるときを恐ろしくぞわぞわしながら待ち侘びている。おお。美しい。世界など冷麦のように美味しく頂いてやろう。


一つの問題として、「私はこのまま年をとってゆけば、老化し、死ぬ」という大命題がある。この事実から目を逸らしたり、逆に騒ぎ立てられるようなハイテンションは21歳の頃までで終わった。

今は恐れの方が強い。私は今のままでは何物にもならない? いや必ず閉ざされた扉は未来への過程で開く! しかしそれは自分だけの錯覚に終わるのではないかい? ならばその錯覚を眼窩に搭載したまま現実を生き抜いてやろうではないか友よ!


営業か。私は本当に営業なんだろうか。というより私は何なんだ? 金髪美人。ブー。ああっ違うのか。

せめて 豊胸手術でスターになった 巨乳の金髪美人と同じくらい フェイクとシリコンで 此の世を 快楽により 攪乱したい。ダー。




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