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| 2003年02月05日(水) | ♪ひゃくねんやすまずに〜…… |
やっぱり世界は広いな。
清の時代から燃え続けている炭田火災が今年の７月末にも完全沈下する見通しとなったらしい。１００年以上！！１世紀続いた火災！！現場の地表温度は１００度を超し、延焼面積は約１８３万�屬砲癲�！なんだか、そんなに燃えているんなら文化財扱いで保存してもいいのでは、とさえ思えてくる。っていうかはよ消せよっ！！
これだけの大火災、しかも地中には石炭層がわんさかある（地表では掘りカスがどんどん燃えているらしい）とあってはちょっとやそっとでは鎮火出来ないだろうし、膨大な数の消火要員やお金を要するんだろうけど、幾ら何でも放置しすぎである。ギネス記録でも狙ってるのかな？それとも四千年の歴史を有する地に住む人々からしたら１世紀なんてたいしたことないんやろか．．．。
何でもこの火災で年間１０００万ｔ程度（←我が国の年間輸入量の約１割に相当）の石炭がボーボーと燃えているらしい。物凄いエネルギー資源の浪費といえるが、それ以上にこの火災による環境負荷は結構大きそうな気がする。恐らく、日本の都市部での排出量の数パーセント分くらいの二酸化炭素がこの火災からは放出されている事だろう。産業革命以降、人類によるエネルギー消費は爆発的にのび、温室効果ガスによって地球はなんたらかんたら〜、と声高に叫ばれ、世界中で排ガス規制や二酸化炭素排出量の削減に努力しとるっちゅうのに．．．。地球規模からみりゃ微々たるもんだけど、この百年火災もちょびっとだけ地球温暖化の一因となっているのは間違いない。
速攻で消火しろっ！！というのは当然なんだけども、中国もこんだけ燃えているのをただただ放置しとかんと利用すればいいのに、とも思ってしまう。観光名所にしちゃうというのは危険だし何の問題解決にもならないので駄目として、地表ですらやかんを置けばお湯を沸かせる温度に達しているんだから地熱発電なんかには最適だと思うんだけどなぁ。噴火の絶対に起きない火山みたいなもんなんやし。それでなくても経済成長真っ只中の中国はいま急増するエネルギー需要にひいひいいってる状態なんでしょ。実際の火災現場がどんな凄い事になってるのか判らない者としては漠然としたイメージでついつい勿体なく感じてしまう。
そんな事よりも！！この雑記のネタ元記事（５日付人民日報日本語版ウェブサイト）はあくまでも炭田火災が７月末にも完全に鎮火される「見通しとなった」と報じているのであり、ひょっとしたら・・・。
