日記ふう雑感 ひとりごと
DiaryINDEXpastwill


2007年06月10日(日) ピアジェの『構造主義』

言語をつかさどる遺伝子は外部から言葉を習得するだけの能力なのか、個々の言語の元となる図式を伝える役割をも帯びているのか・・・
どうなんでしょうねぇ・・


構造主義といえば数学仮想集団ブルバキ(1934年)と『野生の思考』(1960年)のレヴィ・ストロースだが、ピアジェの『構造主義』(1968年)にこのブルバキもストロースも出てくる。ピアジェは1920年代に発表した「思考発達段階説」を皮切りに子どもの発達研究に業績を残した心理学者と言われるが、実は“自分は心理学者である以上に認識論学者である”とインタビューの中で述べている。彼に言わせれば“認識論とはいかにして知識が可能であるかを知る学問である。”『構造主義』ではフーコー、アルチュセール、チョムスキー等にも言及し、類まれなる科学的才能を各分野に発揮したと言われるが・・まったく、然り。

ちなみに、教育学の分野では18-19世紀にかけてのルソー、ペスタロッチ、フレーベルなどが近代の、ジョン・デューイが現代の祖と言われるが、デューイの『学校と社会』の初版は1899年である。ラッセルの『プリンキピア・マテマティカ』1910年、アインシュタインの「一般相対性理論」1915年、ゲーデルの「不完全性定理」1931年等、それらに続く上に挙げた構造主義、それ以降、これらを「現代」で一括りにするには、あまりに中身が多すぎ、頭よりまずおなかがいっぱいになりそうである。


Hiroko |MAILHomePage