日記ふう雑感 ひとりごと
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仕事の関係で数週間滞在していた外国人のご家族が今日帰国された。 その2人のお子さんから置き土産を頂いた。
今朝、仕事場の私の椅子の上に可愛らしいペーパータオルと、鉛筆とマジックで丁寧に描かれた絵が一枚遠慮がちに置かれていた。
2人は日本の学年で言えば小学校の低学年にあたる年だ。彼らに会うのはこれで2度目なのだが、なかなかすすんでおしゃべりはしたがらない。日本人でもこのくらいの年の子は恥ずかしがって言葉少なげだ。とは言え彼らの母国語は英語ではないので、私と彼らの英語力(彼らは既に小学校入学と同時に英語を学んでいるそうだ)がそれぞれ思ったことの50%を相手に伝えられるとしてコミュニケート率25%、そこに子供のはにかみが半分加わって12.5%、さらに彼らと私の年齢さがその率を半分にするとして6.25%。ごく普通に(?)考えても私たちは思ったことの6.25%しか伝えられないし伝わってこないことになる。前回もほとんど話はしなかったのだが、今回少し違っていたのは、彼らがお絵かき遊びに使った机が前より私の近くに来たということだ。彼らは私のすぐ後ろの机で楽しそうにおしゃべりをしながら絵を書き続けていた。
絵は2人の子供がそれぞれ日本の旗と彼らの国の旗を持って笑いながら振っているというものだ。ひとりの頭の上にローマ字でNIPPON、足の下に英語でJAPANと書いてあり、もうひとりにも同じように自分の国の名前が入れてある。小さくて簡単な絵だが実に丁寧に描かれている。一生懸命描いているその様子が目の当たりに浮かんでくるようで、絵を持ったまま立ち尽くしてしまった。○×首相ではないが感動した!
丁度今、わが国ではW杯の試合内容や応援の仕方を取り上げて、あの国の人はおかしいだの、この国の人はヘンだだのが話題になっているが、彼らの絵を見てほとほと愚かなことだと思った。国は違っても個々に分けてみれば同じひとりなのだ。‘同じように個である’これ以上強力な共通点は他にない。
「おばちゃんくらいになると、体にたくさん年を詰め込んで来てるから、君達のような一生懸命さをずっと奥のほうに押し込んじゃって取り出せなくなっちゃてるよ。でも得意なのは平気で年をとることだから、この得意技を使って、もらった絵を大事にとっておくことにするね。おばちゃんのできる唯一のお返しだね。」
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